♪苦しくったって~ ♪ しんどくったって~ ♪美人になるなら平気なのっ♪
とまこ 著
幻冬舎
本書は、美しくなるために世界各国を巡り、美容エステやマッサージなどを受けまくった体験記です。
タイで、M字開脚をしながら25リットルもの塩水を入れる腸内洗浄を体験し、天国と地獄を同時に味わったり、
ラオスでヨーグルトやら何やら塗りたくって薬草サウナに入ったり、
ドイツでまさかの混浴サウナに入ってしまい、裸天国を経験したりと、
著者のとまこさんは、次から次へと果敢にチャレンジしていきます。
ベトナムで、韓国で、トルコで、フィンランドで・・・
ホントに効くの?という怪しげな眉唾物から、極上の癒し系まで!
気持ちがいいものばかりではありません。
悶絶するほど痛いマッサージや、我慢大会か!というような熱さなど、美とは修行であることがよくわかります。
とまこさんは、何でもやってみよう!、楽しもう!、仲良くなろう!というスタンスで、不快なことも笑い飛ばしていきます。
その勇気とプラス思考、羨ましいなぁ。
へぇ、糸で産毛を抜く挽面(ワンミエン)ってそんなに痛いんだ。
インドの、眉間にゴマ油垂らすやつは「脳のマッサージ」と呼ばれて昇天するほど気持ちいいの?
それならやってみた~い。
耳掻き屋さんも痛くなくて気持ちいいんだ、なるほど。
小心者の私ができないことを、代わりに体を張って実験し教えてくれるように思えてきます。
ありがたいではないですか。
吐き出すほどまずいクロワッサンや、うっとりする参鶏湯を味わったり、怪しげな人物や面白い人に遭遇したりと楽しい旅行記でもあります。
やはり「美は1日にしてならず」、努力の積み重ねとお金が必要なんですね。
面倒くさがり屋の私も、少しはとまこさんを見習って努力しなくちゃと反省しています。
えっ、いくら努力しても土台が違うから無理だって?
あがくだけ無駄?
そんな事言うあなたは、女心がわかっていませんねぇ。
女は1グラムでも痩せたい、1ミリでも美しくなりたい ~例え誰にも気づかれないような些細な変化でも~ と願っている生き物なのですよ!
※ちなみに、写真に写る著者のとまこさんは、「えっ!もっと美しくなりたいだと!チッ!」と、舌打ちしたくなるような若くて美しい方でした。
※ドイツで受けたアロマオイルマッサージのセラピストが男性だったというのを読んで、友人の同じような体験を思い出しました。
バリ島のエステで受けた同じくアロマオイルマッサージでのこと。
パンイチで待っていると、現れたのは若い男性だったそうです。
驚き固まった状態で、うつ伏せ・仰向けのマッサージを受けたので(乳房まで!)、リラックスするどころか凝り固まり疲れたと言ってました。
とまこさんは、リラックスして受けられたようですが。
2017年4月15日土曜日
2016年9月21日水曜日
なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界は変わったのか?
アイドルと簿記がコラボした!? その上SFで戯曲!?一体どうなるの?
問 机を現金1万円で買いました。この取引を仕訳しなさい。
答 備品 10000 / 現金 10000
簿記の勉強は、このような問題から始まります。
物を買うと資産が増えるので左側(借方)に書き、その分お金が減るので右側(貸方)に書くと習うのです。
そして、聞いたことのない単語が次から次へと出てくるので、丸暗記するしかなく、ついていくのに必死でした。
解説を聞くとなるほどと思う反面、なんだかよくわからずにモヤモヤしたまま勉強を続けました。
そのモヤモヤの原因は、全体像がわからないことにあります。
目先の問題に手一杯で、その先が見えないのです。
そうです。私はかつて簿記の勉強をしていました。
簿記関連の試験でいうと、日商簿記の3級と2級、税理士試験の簿記論と財務諸表論に合格しました。
とは言うものの、実務経験はほとんどありませんし、遠い昔のことなので、今は素人に毛が生えた程度の知識しかありません。
いまだに私の中でくすぶっているモヤモヤが少しでも晴れたらと思い、この本を手に取りました。
本書は、乃木坂46のメンバーである衛藤美彩さんを主人公とした物語です。
複式簿記のない世界になぜか迷い込んでしまった美彩さんが、戸惑いながらも複式簿記を広めていく、といったストーリーです。
シナリオという事で、ほとんどが会話文なので読みやすく、ラノベ風の軽さがあります。
内容も、「複式簿記とは何か」を理解するのに役立つよう工夫されています。
でも、「これから簿記を勉強される方にも読んで欲しい」と紹介文に書いてありましたが、会計用語がたくさん出てきますから、簿記未経験者には難しいのではないかと感じました。
特に最初の仕訳部分は基礎中の基礎なのですが、私にはわかりづらく、読み返した箇所がいくつかありました。
後半に進むにつれ、ストーリーが手助けとなって、読みやすさが加速していきましたが。
また、一冊に色々な情報が詰め込まれ過ぎていて、そこに無理があると感じました。
アイドルとのコラボ、わかりやすいシナリオ形式、ラノベ風ストーリーというアイディアはとても斬新なので、だからこそもったいないと思うのです。
せっかくですから、対象者を絞り、内容を細分化して、簿記未経験の方でもわかる入門編から始めてシリーズ化したらどうでしょうか?
ちなみに我が家のぐうたら娘(アイドルオタク、今は欅坂ファン)は、表紙を見て「読みたい!」と飛び付いたものの、15ページほどで挫折しました。
問 机を現金1万円で買いました。この取引を仕訳しなさい。
答 備品 10000 / 現金 10000
簿記の勉強は、このような問題から始まります。
物を買うと資産が増えるので左側(借方)に書き、その分お金が減るので右側(貸方)に書くと習うのです。
そして、聞いたことのない単語が次から次へと出てくるので、丸暗記するしかなく、ついていくのに必死でした。
解説を聞くとなるほどと思う反面、なんだかよくわからずにモヤモヤしたまま勉強を続けました。
そのモヤモヤの原因は、全体像がわからないことにあります。
目先の問題に手一杯で、その先が見えないのです。
そうです。私はかつて簿記の勉強をしていました。
簿記関連の試験でいうと、日商簿記の3級と2級、税理士試験の簿記論と財務諸表論に合格しました。
とは言うものの、実務経験はほとんどありませんし、遠い昔のことなので、今は素人に毛が生えた程度の知識しかありません。
いまだに私の中でくすぶっているモヤモヤが少しでも晴れたらと思い、この本を手に取りました。
本書は、乃木坂46のメンバーである衛藤美彩さんを主人公とした物語です。
複式簿記のない世界になぜか迷い込んでしまった美彩さんが、戸惑いながらも複式簿記を広めていく、といったストーリーです。
シナリオという事で、ほとんどが会話文なので読みやすく、ラノベ風の軽さがあります。
内容も、「複式簿記とは何か」を理解するのに役立つよう工夫されています。
でも、「これから簿記を勉強される方にも読んで欲しい」と紹介文に書いてありましたが、会計用語がたくさん出てきますから、簿記未経験者には難しいのではないかと感じました。
特に最初の仕訳部分は基礎中の基礎なのですが、私にはわかりづらく、読み返した箇所がいくつかありました。
後半に進むにつれ、ストーリーが手助けとなって、読みやすさが加速していきましたが。
また、一冊に色々な情報が詰め込まれ過ぎていて、そこに無理があると感じました。
アイドルとのコラボ、わかりやすいシナリオ形式、ラノベ風ストーリーというアイディアはとても斬新なので、だからこそもったいないと思うのです。
せっかくですから、対象者を絞り、内容を細分化して、簿記未経験の方でもわかる入門編から始めてシリーズ化したらどうでしょうか?
ちなみに我が家のぐうたら娘(アイドルオタク、今は欅坂ファン)は、表紙を見て「読みたい!」と飛び付いたものの、15ページほどで挫折しました。
2013年12月27日金曜日
ブルー・ゾーン
篠宮龍三著
オープンエンド
もっと深く、もっと美しく。日本でただ一人のプロフリーダイバー・篠宮龍三さんの挑戦。
私は、高所恐怖症でちょっとした吊り橋も怖くて渡れません。
高いところだけでなく、スキューバダイビングなど海に潜るのも怖いので経験したことはありません。
美しい海の中の映像を見ると、綺麗だなぁ、いいなぁと思うものの、潜っている時にハプニングがあったらと考えるだけで、ブルブル震えてしまうのです。
フリーダイビングという言葉を初めて聞いたのは、女優の高樹沙耶さん(現在は大麻合法化活動家で益戸育江さんですが)がフリーダイビングの日本新記録を樹立したという記事を読んだ時でした。
そんなに長く息を止めていられるのかと驚いたことを覚えています。
この「ブルーゾーン」は、日本で初めてプロになったフリーダイバー・篠宮龍三さんが、あまりメジャーではないスポーツ・フリーダイビングの魅力を語った一冊です。
フリーダイビングは、機材を一切使わず、一息でどれだけ潜れるかを競うスポーツで、フィンや重りを付けるものなど、8種目あるそうです。
そして、かつて素潜りの限界は50mと考えられ、その後100mまで可能かも知れないと予測されていたのが、今では種目によっては200m以上潜ることができるのだそうです。
でも、サッカーボールを海中に沈めると水圧の影響で、水深10mあたりで形が歪み始め、50mを超えると潰れてきて、80mにもなると原型をとどめないほどぺちゃんこに縮んでしまう・・・ということは、肺も潰れちゃう!と素人の私は考えてしまいます。
そうならないために呼吸法などのトレーニングをするそうですが。
前に、潜水をして「ブラックアウト」(酸欠によって意識を失うこと)状態になった人を
TVで見たことがあるのです。
一時的に意識を失うだけで大抵は助かるそうですが、恐ろしいことに変わりはありません。
ただ、篠宮さんは恐怖心を感じたことはないとおっしゃいます。
日々のトレーニングに裏付けされた肉体と、海の怖さを十分知っているからこその言葉だと思いました。
本書を読んで、著者の飽くなきチャレンジ精神と海への敬愛はとても素晴らしいと感じました。
実際やってみたいとは思いませんが、大会が放送される際には海の美しさとともに、選手たちの潜りの美しさも見てみたいと思ったのでした。
オープンエンド
もっと深く、もっと美しく。日本でただ一人のプロフリーダイバー・篠宮龍三さんの挑戦。
私は、高所恐怖症でちょっとした吊り橋も怖くて渡れません。
高いところだけでなく、スキューバダイビングなど海に潜るのも怖いので経験したことはありません。
美しい海の中の映像を見ると、綺麗だなぁ、いいなぁと思うものの、潜っている時にハプニングがあったらと考えるだけで、ブルブル震えてしまうのです。
フリーダイビングという言葉を初めて聞いたのは、女優の高樹沙耶さん(現在は大麻合法化活動家で益戸育江さんですが)がフリーダイビングの日本新記録を樹立したという記事を読んだ時でした。
そんなに長く息を止めていられるのかと驚いたことを覚えています。
この「ブルーゾーン」は、日本で初めてプロになったフリーダイバー・篠宮龍三さんが、あまりメジャーではないスポーツ・フリーダイビングの魅力を語った一冊です。
フリーダイビングは、機材を一切使わず、一息でどれだけ潜れるかを競うスポーツで、フィンや重りを付けるものなど、8種目あるそうです。
そして、かつて素潜りの限界は50mと考えられ、その後100mまで可能かも知れないと予測されていたのが、今では種目によっては200m以上潜ることができるのだそうです。
そこにはブルーしかない。上も下も左も右も、全てが同じブルーに包まれる深海。自分の心臓の鼓動のみが聞こえる世界。そう聞くとどれだけ美しい世界なのだろうかと興味がわいてきます。
でも、サッカーボールを海中に沈めると水圧の影響で、水深10mあたりで形が歪み始め、50mを超えると潰れてきて、80mにもなると原型をとどめないほどぺちゃんこに縮んでしまう・・・ということは、肺も潰れちゃう!と素人の私は考えてしまいます。
そうならないために呼吸法などのトレーニングをするそうですが。
顔を水につけると、「潜水反射」が起きて心臓の鼓動がスローダウンする。人間はそうやって体を守るようにできているらしいのですが、「じゃあ、潜ってみようかな♪」という気には残念ながらなれません。
さらに潜ると、体内の血液が手足の末端から生命維持にかかわる脳や肺、心臓に集まってくる「ブラッドシフト」という現象が起こる。
前に、潜水をして「ブラックアウト」(酸欠によって意識を失うこと)状態になった人を
TVで見たことがあるのです。
一時的に意識を失うだけで大抵は助かるそうですが、恐ろしいことに変わりはありません。
ただ、篠宮さんは恐怖心を感じたことはないとおっしゃいます。
日々のトレーニングに裏付けされた肉体と、海の怖さを十分知っているからこその言葉だと思いました。
本書を読んで、著者の飽くなきチャレンジ精神と海への敬愛はとても素晴らしいと感じました。
実際やってみたいとは思いませんが、大会が放送される際には海の美しさとともに、選手たちの潜りの美しさも見てみたいと思ったのでした。
2013年10月1日火曜日
どうして人はキスをしたくなるんだろう?
みうらじゅん・宮藤官九郎著
集英社
どうして男は、こんな話ばかりしたくなるんだろう?
とうとう大好きな「あまちゃん」が終わってしまった。
悲しみの海に溺れている時、「宮藤官九郎」と表紙に書かれたこの本を発見し、思わずしがみついてしまった。
中身をよく確かめなかったため、こんなに18禁満載の対談だったとは知らずに・・・
本書は、「週刊プレーボーイ」で連載中のコラム「みうらじゅんと宮藤官九郎の大人になってもわからない」を加筆・修正したものである。
紅白に出ようとも「あまちゃん」で大ブレイクしようとも、有名人オーラゼロが魅力の宮藤官九郎さん、1970年生まれ。
「人生の2/3はいやらしいことを考えていた」(㊟)という、あと5年で還暦を迎えるみうらじゅんさん、1958生まれ。
そんな自称「文化系」の2人が、「男と女」「人生」「仕事と遊び」について語り合っている。
まず目に飛び込んでくるのが、大きな文字の見出しだ。
「童貞を喪失すると何が変わってしまうんだろう?」
「SとMの判断基準ってなんだろう?」・・・
などはまだいい方で、ここにはとても書けないような見出しが並ぶのである。
電車の中で読んでいるのに、困ってしまうではないか。
こんなどデカイ文字にしなくてもいいのに!
やっと「どうして歳を取ると涙もろくなるんだろう?」という見出しにホッとしていると、不意打ちのようにまた大きな文字で放送禁止用語が目に飛び込んでくるのだから、もうすっかり挙動不審者になってしまった。
クドカンが小2の娘といつまで一緒にお風呂に入れるか心配したり、みうらさんが親を困らせようと女装姿で実家に帰るとなぜか絶賛されたりといった心温まるいい話(?)もあるのだが、基本はプレーボーイ路線だ。
出生届にどんな体位で出来た子か○をつける欄があったら・・・
友人と親友の違いは、相手の×××をくわえられるかどうか・・・
ああ、もうこの2人ったら!
これじゃあ、少年の心を持った純な大人というより、モテない・冴えない大学生の会話みたいだ。
(実際はお二人共おモテになるだろうが)
ちょっと待って!借金ない男のほうがずっと頼りになると思うけど!
もう、男2人で勝手に決めないでよ!
なんだか自分が真面目な学級委員長になって、腰に手を当て「君たち、いい加減にしなさいよ。」と男子たちに注意している気分だ。
優等生キャラになってみたい人にはおすすめの本だろう。
みうらさんはともかく、クドカンもいまだにAVを買っているというのはビックリしたなぁ。
男って、結婚してもいくつになってもそうなのだろうか?
クドカンが「あまちゃん」を見ながら、展開を知っているのに無意識にボロボロ泣いていたというエピソードは良かった。
それだけでもこの本を読んだ甲斐があった!
それにしても、どうして愛しい男たちは、おっさんになってもこんなにアホなのだろうか?
㊟:「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。」・・・みうらじゅんさんが週刊誌に連載しているエッセイ「人生エロエロ」で、毎週冒頭に書かれている一文。
ちなみに「人生エロエロ」の題字は武田双雲さんが担当している。
集英社
どうして男は、こんな話ばかりしたくなるんだろう?
とうとう大好きな「あまちゃん」が終わってしまった。
悲しみの海に溺れている時、「宮藤官九郎」と表紙に書かれたこの本を発見し、思わずしがみついてしまった。
中身をよく確かめなかったため、こんなに18禁満載の対談だったとは知らずに・・・
本書は、「週刊プレーボーイ」で連載中のコラム「みうらじゅんと宮藤官九郎の大人になってもわからない」を加筆・修正したものである。
紅白に出ようとも「あまちゃん」で大ブレイクしようとも、有名人オーラゼロが魅力の宮藤官九郎さん、1970年生まれ。
「人生の2/3はいやらしいことを考えていた」(㊟)という、あと5年で還暦を迎えるみうらじゅんさん、1958生まれ。
そんな自称「文化系」の2人が、「男と女」「人生」「仕事と遊び」について語り合っている。
まず目に飛び込んでくるのが、大きな文字の見出しだ。
「童貞を喪失すると何が変わってしまうんだろう?」
「SとMの判断基準ってなんだろう?」・・・
などはまだいい方で、ここにはとても書けないような見出しが並ぶのである。
電車の中で読んでいるのに、困ってしまうではないか。
こんなどデカイ文字にしなくてもいいのに!
やっと「どうして歳を取ると涙もろくなるんだろう?」という見出しにホッとしていると、不意打ちのようにまた大きな文字で放送禁止用語が目に飛び込んでくるのだから、もうすっかり挙動不審者になってしまった。
クドカンが小2の娘といつまで一緒にお風呂に入れるか心配したり、みうらさんが親を困らせようと女装姿で実家に帰るとなぜか絶賛されたりといった心温まるいい話(?)もあるのだが、基本はプレーボーイ路線だ。
出生届にどんな体位で出来た子か○をつける欄があったら・・・
友人と親友の違いは、相手の×××をくわえられるかどうか・・・
ああ、もうこの2人ったら!
これじゃあ、少年の心を持った純な大人というより、モテない・冴えない大学生の会話みたいだ。
(実際はお二人共おモテになるだろうが)
色気のある人って、やっぱ過去にデカい借金をしてるイメージがある」
「たぶんお金に一度も困った経験がない男って、女からすると頼りないんだよ
ちょっと待って!借金ない男のほうがずっと頼りになると思うけど!
もう、男2人で勝手に決めないでよ!
なんだか自分が真面目な学級委員長になって、腰に手を当て「君たち、いい加減にしなさいよ。」と男子たちに注意している気分だ。
優等生キャラになってみたい人にはおすすめの本だろう。
みうらさんはともかく、クドカンもいまだにAVを買っているというのはビックリしたなぁ。
男って、結婚してもいくつになってもそうなのだろうか?
クドカンが「あまちゃん」を見ながら、展開を知っているのに無意識にボロボロ泣いていたというエピソードは良かった。
それだけでもこの本を読んだ甲斐があった!
それにしても、どうして愛しい男たちは、おっさんになってもこんなにアホなのだろうか?
㊟:「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。」・・・みうらじゅんさんが週刊誌に連載しているエッセイ「人生エロエロ」で、毎週冒頭に書かれている一文。
ちなみに「人生エロエロ」の題字は武田双雲さんが担当している。
2013年9月26日木曜日
「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか
鈴木涼美著
青土社
女の子からAV女優への成長。
本書は、著者の鈴木涼美さんが「AV業界をウロウロしながら」書いた大学時代のレポートと大学院での修士学位論文を加筆修正したものである。
AV女優はなぜインタビューで饒舌に語るのだろうか?
なぜ彼女たちは性を商品化するのだろうか?
そんな疑問から、AV女優たちの日常と業務を紹介するとともに、女の子達がプロダクション・メーカー・監督とたくさんの面接をこなしながら、「女優」になっていく様子を観察していく。
仕方なく女優をしているといった姿はそこにはない。
頑張ったら頑張った分だけ売れると、向上心を持って仕事をしているのである。
AV女優たちは、強制されることなく撮影に臨み、自分でSMプレイなどしたくないNG項目を選び、機嫌よく撮影できるようにちやほやされ、と想像以上に大切にされている。
一方、世間には偏見を持たれているという二面性があることがわかる。
「なんとなく」流されるようにAV業界にデビューした女優がほとんどらしいのだが、どうも人々はそこに理由をつけたがるらしい。
こんな可愛い子がこんな仕事をしているなんて、よほど辛いことがあったのか、衝撃的な生い立ちなのか、それとも純粋に好きだからか・・・
そのためAV女優のインタビュー市場は活発らしく、彼女たちは「自らの性を商品化する理由を常に問いかけられてきた」存在であるという。
それに加えて、プロダクションに所属するため、メーカーの契約をもらうため、監督と打ち合わせするため、自分を売り込み継続的に仕事をしていくために、彼女たちは日々数多くの面接を受けなければならない。
それによって自分がどういったキャラクターを演出していくべきか学び、徐々に饒舌な「AV女優」になっていく様子は、心理学的な面から見ても面白い。
論文ということもあり、回りくどい言い回しに一読しただけでは意味がわからなくて読み返した箇所も多々あった。
それだけではなく、読みながら袋小路に入り込み悩んでしまう箇所もあり、なかなか読み進めなかった。
特に、売春・性の商品化についての過去の論文を考察している箇所を読んでいると、なぜ強制されない・自由意思による売春がいけないのか、私自身わからなくなってしまい考え込んでしまった。
多くの男が女を求め続ける限り、女であることを武器にした商売はなくならないだろう。
しかし、インターネットで様々なコンテンツを見ることができる今、AV業界はこの先どう変化していくのだろうか。
※面白いなと思ったのは、AVを見ているファンはブログやサイン会などでは、性的なものではなくカラオケで何を歌ったのかとか、何を食べたか?何を買ったか?など、日常的なものを求めているらしい。
演技しない素顔の女優たちを見たいらしいのだが・・・
※「性の商品化」とはどこからどこまでだろうか。そう考え始めたらわからなくなってしまった。
高校生の時友人が「結婚とは売春の一種である」と言っていた。
「あなたが今履いている靴下を6000円で売ってください」
そう言われたら売るだろうか?
もし、買う側がその靴下に性的な意味を見出しているとしたら?
アイドルのブロマイドも「性の商品化」だろうが、美しくなるために化粧したりおしゃれしたりすることは?・・・
青土社
女の子からAV女優への成長。
本書は、著者の鈴木涼美さんが「AV業界をウロウロしながら」書いた大学時代のレポートと大学院での修士学位論文を加筆修正したものである。
AV女優はなぜインタビューで饒舌に語るのだろうか?
なぜ彼女たちは性を商品化するのだろうか?
そんな疑問から、AV女優たちの日常と業務を紹介するとともに、女の子達がプロダクション・メーカー・監督とたくさんの面接をこなしながら、「女優」になっていく様子を観察していく。
仕方なく女優をしているといった姿はそこにはない。
頑張ったら頑張った分だけ売れると、向上心を持って仕事をしているのである。
AV女優たちは、強制されることなく撮影に臨み、自分でSMプレイなどしたくないNG項目を選び、機嫌よく撮影できるようにちやほやされ、と想像以上に大切にされている。
一方、世間には偏見を持たれているという二面性があることがわかる。
「なんとなく」流されるようにAV業界にデビューした女優がほとんどらしいのだが、どうも人々はそこに理由をつけたがるらしい。
こんな可愛い子がこんな仕事をしているなんて、よほど辛いことがあったのか、衝撃的な生い立ちなのか、それとも純粋に好きだからか・・・
そのためAV女優のインタビュー市場は活発らしく、彼女たちは「自らの性を商品化する理由を常に問いかけられてきた」存在であるという。
それに加えて、プロダクションに所属するため、メーカーの契約をもらうため、監督と打ち合わせするため、自分を売り込み継続的に仕事をしていくために、彼女たちは日々数多くの面接を受けなければならない。
それによって自分がどういったキャラクターを演出していくべきか学び、徐々に饒舌な「AV女優」になっていく様子は、心理学的な面から見ても面白い。
論文ということもあり、回りくどい言い回しに一読しただけでは意味がわからなくて読み返した箇所も多々あった。
それだけではなく、読みながら袋小路に入り込み悩んでしまう箇所もあり、なかなか読み進めなかった。
特に、売春・性の商品化についての過去の論文を考察している箇所を読んでいると、なぜ強制されない・自由意思による売春がいけないのか、私自身わからなくなってしまい考え込んでしまった。
多くの男が女を求め続ける限り、女であることを武器にした商売はなくならないだろう。
しかし、インターネットで様々なコンテンツを見ることができる今、AV業界はこの先どう変化していくのだろうか。
※面白いなと思ったのは、AVを見ているファンはブログやサイン会などでは、性的なものではなくカラオケで何を歌ったのかとか、何を食べたか?何を買ったか?など、日常的なものを求めているらしい。
演技しない素顔の女優たちを見たいらしいのだが・・・
※「性の商品化」とはどこからどこまでだろうか。そう考え始めたらわからなくなってしまった。
高校生の時友人が「結婚とは売春の一種である」と言っていた。
「あなたが今履いている靴下を6000円で売ってください」
そう言われたら売るだろうか?
もし、買う側がその靴下に性的な意味を見出しているとしたら?
アイドルのブロマイドも「性の商品化」だろうが、美しくなるために化粧したりおしゃれしたりすることは?・・・
2013年9月11日水曜日
あまちゃんファンブック おら、「あまちゃん」が大好きだ!
扶桑社
おらも、「あまちゃん」が大好きだ!じぇじぇ!熱くなりすぎて長くなっちまった!許してけろー!
「暦の上ではディセンバー」(㊟1)じゃなかった、セプテンバーである。
じぇじぇっ!
ということは今月で大好きな「あまちゃん」が終わってしまうではないか。
クドカンが脚本ということで、普段は見ない連続テレビ小説を見始めたら日に日にハマっていき、もう「あまちゃん」なしでは生きていけない体になってしまったのに。
夏の甲子園でも演奏されていた、軽妙なオープニングから始まって、
人の心理状態まで詳しく説明してくれる、笑えるナレーション。
琥珀のように磨かれた達者な演技を見せてくれる、劇団「大人計画」を始めとする役者たち。
元アイドル志望でスケバンだった役がぴったりの、アバズレ感漂う小泉今日子。
そして「こんな子がいたんだ!」と感動すら覚える、透明感溢れる能年玲奈。
全てが魅力的で、老若男女問わず夢中になるのも頷ける。
NHKという制約の中で、どれだけクドカンらしさが発揮できるのか。
当初、そんな不安を抱いていたが、実際に見たら杞憂だったとすぐにわかる。
80年代と現在、北三陸と東京、時間と空間を行ったり来たりしながら、お得意の小ネタを散りばめて笑って泣ける最高のドラマになっている。
なにせ、小池徹平扮するヒロシの登場シーンでは「ガラスの部屋」をBGMに「ヒロシです」と暗く登場したのだから、驚くではないか。
花巻さんが、「海女~ソニック」というふざけたネーミングのイベントで、フレディ・マーキュリーをヒゲ付きで演じたのも大笑いしたなぁ。
トシちゃんのそっくりさんも「ちゃんちゃらおかしいわ」(㊟2)と笑えたが、三又又三はマニアックすぎないかとちょっと心配になった。
海女カフェの改装シーンで、「ビフォーアフター」のBGMとともに「なんということでしょう」のナレーターまで入る細かさには、やるなぁと唸ってしまった。
一番びっくりしたのは、「ザ・ベストテン」を模した番組「夜のベストヒットテン」だ。
くるくる回るランキングボードの前で、久米宏風の糸井重里と共に登場した清水ミチコが黒柳徹子の物まねをしながら、玉ねぎ頭から「あめちゃん」(㊟3)を取り出した時には、大笑いしながらNHK(とTBS)の懐の深さに感動すらした。
海女だ、アイドルだ、「地元へ帰ろう」(㊟4)だとは節操無いなぁとか、若いのにどうして回らない鮨屋に入り浸れるの?とか、突っ込みどころ満載でもある。
で、やっと本書である。
「あまちゃんファンブック」とあるように、NHK非公認ながらファンには嬉しい情報が詰まっている一冊だ。
「あまちゃん」の人物相関図やあらすじから始まって、
ファンでもちっとも面白くなかった漫画「ファイナル勉さん」、
私は萌えないけれど興味深い「ミズタク萌えとは何か」
岩手県知事のインタビュー「アマノミクスでじぇじぇじぇ改革を」など、
てんこ盛りの内容となっている。
数々の著名人が「あまちゃん」愛を熱く語っているページでは、「んだんだんだ」(㊟5)と頷きながら、
「ずぶん」(㊟6)または「いっぱぁんだんせい」(㊟7)の凛々しい写真に見とれながら、
ロケ地巡礼ルポでは、「観光協会が入っているビルは旧駅前デパートで2階以上は現在無人」など、マニアックな情報にへぇ〜ボタンを連打しながら、
まるごと一冊堪能させてもらった。
そして、「小ネタ集解説」コーナーは必見だ。
ユイちゃんの元カレの小太りな愛犬家は、「ファブリーズ」のCMでピエール瀧の長男役だった・・・など、どうでもいい小ネタから、
ヒビキ一郎の連載コラム「俺はみとめねぇ」はチラッと映っただけの単なる小道具なのに、もったいないぐらい完成度が高い・・・など、凄い!と感嘆するものまで幅広く収録されている。
「あまちゃん」には、情報過多気味なほどわんさか小ネタが詰まっているが、それに気づかなくても十分楽しめる。
私自身もきっと気づかない小ネタがたくさんあっただろう。
「あまちゃん」ファンの友人たちと、「この間ミズタクがハンガー構えて、太巻が『武田鉄矢かっ』って突っ込んだのは『刑事物語』パロってたね」などと情報交換して知識不足を補っている。
ただ、幅広い教養を持ち、小ネタにたくさん気付いた方がより楽しめるのだと思う。
まさに、「わがるやつだけわがればいい」(㊟8)のだろう。
まだまだ、「ウーロンハイ焼酎抜きで」とか、「すまださん引っ越すますたよ」「女優が訛っていいのはあき竹城だけ」「アキちゃんのファーストキスを奪いそうになった前髪クネオ」とか話したいことは山ほどあるが、長くなってしまったので残念ながらおしまいにしよう。
最終回まであと「勉さんが一人、勉さんが二人・・・」(㊟9)と数える毎日である。
ああ、この甘くてしょっぱい「まめぶ」(㊟10)のような日々が、もうすぐ終わってしまうのが本当に悲しい。
今から「ペットロス」ならぬ「あまちゃんロス」になってしまうのではないかと心配している。
※独りよがりの長いレビューになってしまいました。
「まだまだあまちゃんですが・・・」(㊟11)、これからもよろしくお願いします。
㊟1「暦の上ではディセンバー」…あまりに適当な歌詞に思わず脱力してしまうアメ女の歌。
㊟2「ちゃんちゃらおかしいわ」…鈴鹿ひろみの口癖。「じょじょ!」は奇妙な冒険だった。
㊟3「あめちゃん」…大阪のおばちゃんの必需品。このシーンは清水ミチコのアドリブらしい。
㊟4「地元へ帰ろう」…GMTのデビュー曲。癒し系の喜屋武ちゃんが好き。
㊟5「んだんだんだ」…スーパーマリオブラザーズで地下に入った時の音楽。「弥生さん、もっとコインとれ!」
㊟6「ずぶん」…南部ダイバーから板前見習いに転職した元仮面ライダー。
㊟7「いっぱぁんだんせい」…ルパン三世とも言う。
㊟8「わがるやつだけわがればいい」…伊勢志摩扮する花巻さんの口癖。
㊟9「勉さんが一人、勉さんが二人・・・」…眠れぬ夜に数えるといいらしい。
㊟10「まめぶ」…あんべちゃんの得意料理。食べてみたいかは微妙。七味は少なめ希望。
㊟11「まだまだあまちゃんですが・・・」…エンディングの写真は9/7まで募集していた。
おらも、「あまちゃん」が大好きだ!じぇじぇ!熱くなりすぎて長くなっちまった!許してけろー!
「暦の上ではディセンバー」(㊟1)じゃなかった、セプテンバーである。
じぇじぇっ!
ということは今月で大好きな「あまちゃん」が終わってしまうではないか。
クドカンが脚本ということで、普段は見ない連続テレビ小説を見始めたら日に日にハマっていき、もう「あまちゃん」なしでは生きていけない体になってしまったのに。
夏の甲子園でも演奏されていた、軽妙なオープニングから始まって、
人の心理状態まで詳しく説明してくれる、笑えるナレーション。
琥珀のように磨かれた達者な演技を見せてくれる、劇団「大人計画」を始めとする役者たち。
元アイドル志望でスケバンだった役がぴったりの、アバズレ感漂う小泉今日子。
そして「こんな子がいたんだ!」と感動すら覚える、透明感溢れる能年玲奈。
全てが魅力的で、老若男女問わず夢中になるのも頷ける。
NHKという制約の中で、どれだけクドカンらしさが発揮できるのか。
当初、そんな不安を抱いていたが、実際に見たら杞憂だったとすぐにわかる。
80年代と現在、北三陸と東京、時間と空間を行ったり来たりしながら、お得意の小ネタを散りばめて笑って泣ける最高のドラマになっている。
なにせ、小池徹平扮するヒロシの登場シーンでは「ガラスの部屋」をBGMに「ヒロシです」と暗く登場したのだから、驚くではないか。
花巻さんが、「海女~ソニック」というふざけたネーミングのイベントで、フレディ・マーキュリーをヒゲ付きで演じたのも大笑いしたなぁ。
トシちゃんのそっくりさんも「ちゃんちゃらおかしいわ」(㊟2)と笑えたが、三又又三はマニアックすぎないかとちょっと心配になった。
海女カフェの改装シーンで、「ビフォーアフター」のBGMとともに「なんということでしょう」のナレーターまで入る細かさには、やるなぁと唸ってしまった。
一番びっくりしたのは、「ザ・ベストテン」を模した番組「夜のベストヒットテン」だ。
くるくる回るランキングボードの前で、久米宏風の糸井重里と共に登場した清水ミチコが黒柳徹子の物まねをしながら、玉ねぎ頭から「あめちゃん」(㊟3)を取り出した時には、大笑いしながらNHK(とTBS)の懐の深さに感動すらした。
海女だ、アイドルだ、「地元へ帰ろう」(㊟4)だとは節操無いなぁとか、若いのにどうして回らない鮨屋に入り浸れるの?とか、突っ込みどころ満載でもある。
で、やっと本書である。
「あまちゃんファンブック」とあるように、NHK非公認ながらファンには嬉しい情報が詰まっている一冊だ。
「あまちゃん」の人物相関図やあらすじから始まって、
ファンでもちっとも面白くなかった漫画「ファイナル勉さん」、
私は萌えないけれど興味深い「ミズタク萌えとは何か」
岩手県知事のインタビュー「アマノミクスでじぇじぇじぇ改革を」など、
てんこ盛りの内容となっている。
数々の著名人が「あまちゃん」愛を熱く語っているページでは、「んだんだんだ」(㊟5)と頷きながら、
「ずぶん」(㊟6)または「いっぱぁんだんせい」(㊟7)の凛々しい写真に見とれながら、
ロケ地巡礼ルポでは、「観光協会が入っているビルは旧駅前デパートで2階以上は現在無人」など、マニアックな情報にへぇ〜ボタンを連打しながら、
まるごと一冊堪能させてもらった。
そして、「小ネタ集解説」コーナーは必見だ。
ユイちゃんの元カレの小太りな愛犬家は、「ファブリーズ」のCMでピエール瀧の長男役だった・・・など、どうでもいい小ネタから、
ヒビキ一郎の連載コラム「俺はみとめねぇ」はチラッと映っただけの単なる小道具なのに、もったいないぐらい完成度が高い・・・など、凄い!と感嘆するものまで幅広く収録されている。
「あまちゃん」には、情報過多気味なほどわんさか小ネタが詰まっているが、それに気づかなくても十分楽しめる。
私自身もきっと気づかない小ネタがたくさんあっただろう。
「あまちゃん」ファンの友人たちと、「この間ミズタクがハンガー構えて、太巻が『武田鉄矢かっ』って突っ込んだのは『刑事物語』パロってたね」などと情報交換して知識不足を補っている。
ただ、幅広い教養を持ち、小ネタにたくさん気付いた方がより楽しめるのだと思う。
まさに、「わがるやつだけわがればいい」(㊟8)のだろう。
まだまだ、「ウーロンハイ焼酎抜きで」とか、「すまださん引っ越すますたよ」「女優が訛っていいのはあき竹城だけ」「アキちゃんのファーストキスを奪いそうになった前髪クネオ」とか話したいことは山ほどあるが、長くなってしまったので残念ながらおしまいにしよう。
最終回まであと「勉さんが一人、勉さんが二人・・・」(㊟9)と数える毎日である。
ああ、この甘くてしょっぱい「まめぶ」(㊟10)のような日々が、もうすぐ終わってしまうのが本当に悲しい。
今から「ペットロス」ならぬ「あまちゃんロス」になってしまうのではないかと心配している。
※独りよがりの長いレビューになってしまいました。
「まだまだあまちゃんですが・・・」(㊟11)、これからもよろしくお願いします。
㊟1「暦の上ではディセンバー」…あまりに適当な歌詞に思わず脱力してしまうアメ女の歌。
㊟2「ちゃんちゃらおかしいわ」…鈴鹿ひろみの口癖。「じょじょ!」は奇妙な冒険だった。
㊟3「あめちゃん」…大阪のおばちゃんの必需品。このシーンは清水ミチコのアドリブらしい。
㊟4「地元へ帰ろう」…GMTのデビュー曲。癒し系の喜屋武ちゃんが好き。
㊟5「んだんだんだ」…スーパーマリオブラザーズで地下に入った時の音楽。「弥生さん、もっとコインとれ!」
㊟6「ずぶん」…南部ダイバーから板前見習いに転職した元仮面ライダー。
㊟7「いっぱぁんだんせい」…ルパン三世とも言う。
㊟8「わがるやつだけわがればいい」…伊勢志摩扮する花巻さんの口癖。
㊟9「勉さんが一人、勉さんが二人・・・」…眠れぬ夜に数えるといいらしい。
㊟10「まめぶ」…あんべちゃんの得意料理。食べてみたいかは微妙。七味は少なめ希望。
㊟11「まだまだあまちゃんですが・・・」…エンディングの写真は9/7まで募集していた。
2013年8月9日金曜日
性欲の研究: エロティック・アジア
井上章一編
平凡社
いたって真面目な本です、念のため。
関西性欲研究会。
普段おおっぴらには使えない性的な言葉を真面目に研究して堂々と言いたい・・・
そんな目的で発足されたという。
メンバーは大学教授などの肩書きをもついわゆる「先生」と呼ばれる立場の方々で、
そんな先生方が真面目に日本・韓国・中国における性の歴史を語っている論文集である。
「性欲の研究」という題名は研究会の名前からつけたのか、本書では直接的に性欲について言及しているわけではない。
【内容】
・対談
フランス文学者・鹿島茂氏×井上章一氏
東洋と西洋の違いについて、中世・江戸時代まで遡って考察していく。
日中比較文学者・劉建輝氏×井上章一氏
ソープランドの歴史を振り返りながら上海の風俗事情を探っていく。
・論文
「整形美人と新儒教精神」
韓国が整形大国になった歴史的背景と今日の実態について。
「ハルビン紀行の日本人」
ハルビンの舞台で踊る裸のロシア娘を、日本の男たちがどう受け止めたのか。
「中国の女装の美少年『相公(シャンコン)』と近代日本」
「日中おまた事情」
日本と中国における理想の男性器について
・コラム
クレヨンしんちゃんから「幼児の性」について考察する。
仏教の女犯について
ねっ、真面目でしょ!
でもこう見えてもいたいけな乙女(自称)のため、ここには恥ずかしくて載せられないようなタイトルのものもいくつかあるのだが。
その他
・岸信介のシンボルがいかに大きかったか直接本人に尋ねた大宅壮一氏の猥談好き
・国際的に有名な「世界のクマシロ(神代)」監督
など初めて知る話もたくさんあり、この世界はなんと深いのだろうかと感心しきりだった。
また、現代のニューハーフ業界では、完全去勢した「無し、無し」の「娘」より、睾丸は摘出したがペニスは残している「有り、無し」の「娘」の方が人気があり、商業的価値が高いのだそう。
理由には触れていなかったので、なぜなのだろうかと疑問が残ってしまった。
生活していく上で、知らなくても全く困らない知識がギュッと詰まった興味深い本書。
こんなことを真面目に研究するなんて、なんて面白そうな研究会なんだろう。
会員になりたい・・・でも、こんな錚々たるメンバーの中には入れまい。
補欠会員、いや雑用係補佐ではどうでしょうか、井上さん。
平凡社
いたって真面目な本です、念のため。
関西性欲研究会。
普段おおっぴらには使えない性的な言葉を真面目に研究して堂々と言いたい・・・
そんな目的で発足されたという。
メンバーは大学教授などの肩書きをもついわゆる「先生」と呼ばれる立場の方々で、
そんな先生方が真面目に日本・韓国・中国における性の歴史を語っている論文集である。
「性欲の研究」という題名は研究会の名前からつけたのか、本書では直接的に性欲について言及しているわけではない。
【内容】
・対談
フランス文学者・鹿島茂氏×井上章一氏
東洋と西洋の違いについて、中世・江戸時代まで遡って考察していく。
日中比較文学者・劉建輝氏×井上章一氏
ソープランドの歴史を振り返りながら上海の風俗事情を探っていく。
・論文
「整形美人と新儒教精神」
韓国が整形大国になった歴史的背景と今日の実態について。
「ハルビン紀行の日本人」
ハルビンの舞台で踊る裸のロシア娘を、日本の男たちがどう受け止めたのか。
「中国の女装の美少年『相公(シャンコン)』と近代日本」
「日中おまた事情」
日本と中国における理想の男性器について
・コラム
クレヨンしんちゃんから「幼児の性」について考察する。
仏教の女犯について
ねっ、真面目でしょ!
でもこう見えてもいたいけな乙女(自称)のため、ここには恥ずかしくて載せられないようなタイトルのものもいくつかあるのだが。
その他
・岸信介のシンボルがいかに大きかったか直接本人に尋ねた大宅壮一氏の猥談好き
・国際的に有名な「世界のクマシロ(神代)」監督
など初めて知る話もたくさんあり、この世界はなんと深いのだろうかと感心しきりだった。
また、現代のニューハーフ業界では、完全去勢した「無し、無し」の「娘」より、睾丸は摘出したがペニスは残している「有り、無し」の「娘」の方が人気があり、商業的価値が高いのだそう。
理由には触れていなかったので、なぜなのだろうかと疑問が残ってしまった。
生活していく上で、知らなくても全く困らない知識がギュッと詰まった興味深い本書。
こんなことを真面目に研究するなんて、なんて面白そうな研究会なんだろう。
会員になりたい・・・でも、こんな錚々たるメンバーの中には入れまい。
補欠会員、いや雑用係補佐ではどうでしょうか、井上さん。
2013年3月10日日曜日
女体の森
女体の森
リリー・フランキー / みうらじゅん 著
扶桑社
いくつになっても男って・・・
グラビアをこよなく愛する者をグラビアンと呼ぶ・・・らしい。
本書は、そのグラビアンの代表であるエロフェッショナルな みうらじゅん氏 と リリー・フランキー氏 が、「週刊SPA!」に連載しているコーナー「グラビアン魂」を加筆修正したものである。
「グラビアン魂」は読んだことも聞いたこともないが、お二人で毎週毎週グラビアを見ながら、好き勝手に言いたい放題言いまくっているコーナーらしい。
(本書には、カラー写真はなく白黒の小さな写真が参考程度に掲載されているだけである。)
1958年生まれと1963年生まれのいい年こいたおっさん2人が、
「本当はいいところのお嬢さんだったとしても、笑顔の裏に暗い家庭事情を匂わせて欲しい」
「野菜とかで農家の人の写真が載っているのがあるけど、グラビアにはない方がいい。お父さんとお母さんが『私たちが育てました』って出てきちゃうと罪悪感がある。」
などと、延々とグラビアのワビサビについて語り合っている。
まるで昭和のモテない男子大学生たちが、誰かの下宿先でお酒を飲みながら、女の話をしているような雰囲気なのだ。
「なんで男のグラドルがいなかったんだろう」と「グラビアン魂オム」と称して猫ひろし始め男のグラビアを載せたり、挙句の果てにはそれぞれご自慢のお人形さんをグラビアに登場させたりと、いい加減にしなさいと叩きたくなるユルさ加減だ。
・AVには想像力はいらないが、グラビアには妄想という才能が必要。
・グラビアとは本来、写真製版法による凹版印刷の印刷技術のことである。
など、なるほどと思うことや勉強になることも書いてあったが、正直何度も途中で読むのやめようと思った。
くだらない男の妄想になんて付き合ってられないっ、と思いつつも結局最後まで読み通してしまった私自身にも呆れてしまったのだが。
リリー・フランキー / みうらじゅん 著
扶桑社
いくつになっても男って・・・
グラビアをこよなく愛する者をグラビアンと呼ぶ・・・らしい。
本書は、そのグラビアンの代表であるエロフェッショナルな みうらじゅん氏 と リリー・フランキー氏 が、「週刊SPA!」に連載しているコーナー「グラビアン魂」を加筆修正したものである。
「グラビアン魂」は読んだことも聞いたこともないが、お二人で毎週毎週グラビアを見ながら、好き勝手に言いたい放題言いまくっているコーナーらしい。
(本書には、カラー写真はなく白黒の小さな写真が参考程度に掲載されているだけである。)
1958年生まれと1963年生まれのいい年こいたおっさん2人が、
「本当はいいところのお嬢さんだったとしても、笑顔の裏に暗い家庭事情を匂わせて欲しい」
「野菜とかで農家の人の写真が載っているのがあるけど、グラビアにはない方がいい。お父さんとお母さんが『私たちが育てました』って出てきちゃうと罪悪感がある。」
などと、延々とグラビアのワビサビについて語り合っている。
まるで昭和のモテない男子大学生たちが、誰かの下宿先でお酒を飲みながら、女の話をしているような雰囲気なのだ。
「なんで男のグラドルがいなかったんだろう」と「グラビアン魂オム」と称して猫ひろし始め男のグラビアを載せたり、挙句の果てにはそれぞれご自慢のお人形さんをグラビアに登場させたりと、いい加減にしなさいと叩きたくなるユルさ加減だ。
・AVには想像力はいらないが、グラビアには妄想という才能が必要。
・グラビアとは本来、写真製版法による凹版印刷の印刷技術のことである。
など、なるほどと思うことや勉強になることも書いてあったが、正直何度も途中で読むのやめようと思った。
くだらない男の妄想になんて付き合ってられないっ、と思いつつも結局最後まで読み通してしまった私自身にも呆れてしまったのだが。
2013年2月24日日曜日
性愛空間の文化史
性愛空間の文化史
金益見著
ミネルヴァ書房
春を売る場所から娯楽施設へ。性愛空間の変遷。
初めてそういう空間に足を踏み入れたのは、16歳のときだった。
老舗M.Eのスイートルームを借り切って、女子10人ほどで女子会をしたのだ。
2階建ての豪華なその部屋で、何が楽しかったのかゴントラに乗り何往復もしたり、みんなでベッドに寝そべったりとはしゃぎまくった2時間だった。
特殊な椅子を見たのはその時が最初で最後だった。
今でもそんな女子会は楽しいと思うのだが、友人たちに声かけたら引かれてしまうかもしれない。
本書は、大学の卒業論文をまとめた「ラブホテル進化論」で美しい若い女性が…と話題になった著者が、大学院の博士論文を加筆修正してまとめたものである。
広告や警察白書・経営者のインタビューを基に、性愛空間の変遷を丁寧に追っていく。
江戸時代後期に男女が密会に利用した貸席「出会い茶屋」をルーツとして、狭い住宅事情を追い風に、人目につかない「性愛空間」は連れ込み・さかさくらげ…と呼び名を少しずつ変えながらどんどん進化していく。
アメリカでは車で旅するときに泊まるホテルであったモーテルが、日本では駐車場から直接部屋に入れ誰にも顔を見られないことから急速に発展した。
この頃(昭和40年代)から「玄人の女と男」というペアだけでなく、普通のカップルも増えていったという。
それだけ一般社会に溶け込んでいったのだ。
その後、回転ベッドや鏡などゴージャスさを前面に出したラブホテルが台頭し、性愛空間は連れ込んだり連れ込まれたりするのではなく、カップルで一緒に入るという感覚になっていく。
そうなると、ホテルを選ぶときにも女性の意見が取り入れられ、ゴテゴテのお城のようなホテルからシンプルなマンション風のホテルが作られるようになった。
最近は多様化し、ファミリーで泊まったりビジネス客にも対応したり、女子会プランがあるラブホも増えているらしい。
一方、シティホテルやビジネスホテルがデイユースとして休憩もできるようになっているのだから、ラブホとの境目が少しずつ曖昧になってきているようだ。
また、カラオケボックスなど二人きりになれる場所も多様化してきているため、「性愛空間」は生き残りをかけてまた新たな進化を遂げるのかもしれない。
なかなか勉強になった一冊だった。
海外事情やレンタルスペースなど性愛空間についての興味はつきないので、これからも著者の研究に注目していきたい。
金益見著
ミネルヴァ書房
春を売る場所から娯楽施設へ。性愛空間の変遷。
初めてそういう空間に足を踏み入れたのは、16歳のときだった。
老舗M.Eのスイートルームを借り切って、女子10人ほどで女子会をしたのだ。
2階建ての豪華なその部屋で、何が楽しかったのかゴントラに乗り何往復もしたり、みんなでベッドに寝そべったりとはしゃぎまくった2時間だった。
特殊な椅子を見たのはその時が最初で最後だった。
今でもそんな女子会は楽しいと思うのだが、友人たちに声かけたら引かれてしまうかもしれない。
本書は、大学の卒業論文をまとめた「ラブホテル進化論」で美しい若い女性が…と話題になった著者が、大学院の博士論文を加筆修正してまとめたものである。
広告や警察白書・経営者のインタビューを基に、性愛空間の変遷を丁寧に追っていく。
江戸時代後期に男女が密会に利用した貸席「出会い茶屋」をルーツとして、狭い住宅事情を追い風に、人目につかない「性愛空間」は連れ込み・さかさくらげ…と呼び名を少しずつ変えながらどんどん進化していく。
アメリカでは車で旅するときに泊まるホテルであったモーテルが、日本では駐車場から直接部屋に入れ誰にも顔を見られないことから急速に発展した。
この頃(昭和40年代)から「玄人の女と男」というペアだけでなく、普通のカップルも増えていったという。
それだけ一般社会に溶け込んでいったのだ。
その後、回転ベッドや鏡などゴージャスさを前面に出したラブホテルが台頭し、性愛空間は連れ込んだり連れ込まれたりするのではなく、カップルで一緒に入るという感覚になっていく。
そうなると、ホテルを選ぶときにも女性の意見が取り入れられ、ゴテゴテのお城のようなホテルからシンプルなマンション風のホテルが作られるようになった。
最近は多様化し、ファミリーで泊まったりビジネス客にも対応したり、女子会プランがあるラブホも増えているらしい。
一方、シティホテルやビジネスホテルがデイユースとして休憩もできるようになっているのだから、ラブホとの境目が少しずつ曖昧になってきているようだ。
また、カラオケボックスなど二人きりになれる場所も多様化してきているため、「性愛空間」は生き残りをかけてまた新たな進化を遂げるのかもしれない。
なかなか勉強になった一冊だった。
海外事情やレンタルスペースなど性愛空間についての興味はつきないので、これからも著者の研究に注目していきたい。
2012年11月20日火曜日
世界珍本読本―キテレツ洋書ブックガイド
世界珍本読本―キテレツ洋書ブックガイド
どどいつ文庫著
社会評論社
珍本・奇本の書籍案内。どんな本にも驚かない、動じない強い精神力が養えそうな一冊。
本書は、世界の珍本奇本ばかりを集めている書店 「どどいつ文庫」が集めた衝撃の本の数々を紹介する書籍案内である。
冒頭から、「放置自転車写真集」「放置ショッピングカート写真集」など、延々とどうでもいいような、それでいて目の前にあったら好奇心からちょっと覗いてみたいような珍本が続々登場する。
その他、
「アメリカのゴキブリ」・・・たくさんのゴキブリが花に集まり、まるで花びらのように見える写真など、ゴキブリをひたすら激写した写真集。
「野外で放尿する自分の写真集」・・・女性カメラマンが大自然の中のみならず、大都会やパーティー会場・トラックの屋根などあらゆる場所で、自身の体から放出されるしずくを撮影した写真集。
「ラブドールと同居している人のお宅訪問」・・・何人ものお人形さんに囲まれた中年女性や、お人形さんと家族全員で団欒する家庭の様子が掲載されている。
そんな珍本が1ページにつき1冊紹介してあり、カテゴリー別に200冊も続く。
目がチカチカするどどいつ文庫のHPと同じように、目が白黒したり、見開いたり、眉間に皺が寄ったりしてしまう。
ところが読み進めると、免疫ができたのか慣れてきたのか、バカバカしいと思いながらも「この本読んでみたいな」と思い始めるから不思議だ。
観光地ワースト80が載っている「世界最悪旅行ガイドブック」なんて、そんな観光地には行きたくないが、どこがワーストなのか確かめてみたい。
高いお金出して購入したいとは思わないが。
本を出版するには手間もお金もかかる。
珍本をそうまでして出版する方々は、お金に余裕があるのだろうか?
採算が取れると踏んだのだろうか?
それとも、どうしても多くの人に見てもらいたかったのか?
この本を読んだら、もうたいていのヘンな本には驚かないだろう。
珍本の中に登場する人、それを出版する人、その本を購入する人、コレクションする人、そしてこの「珍本読本」を読む人、世の中には本当に色々な人がいると痛感した一冊だった。
どどいつ文庫著
社会評論社
珍本・奇本の書籍案内。どんな本にも驚かない、動じない強い精神力が養えそうな一冊。
本書は、世界の珍本奇本ばかりを集めている書店 「どどいつ文庫」が集めた衝撃の本の数々を紹介する書籍案内である。
冒頭から、「放置自転車写真集」「放置ショッピングカート写真集」など、延々とどうでもいいような、それでいて目の前にあったら好奇心からちょっと覗いてみたいような珍本が続々登場する。
その他、
「アメリカのゴキブリ」・・・たくさんのゴキブリが花に集まり、まるで花びらのように見える写真など、ゴキブリをひたすら激写した写真集。
「野外で放尿する自分の写真集」・・・女性カメラマンが大自然の中のみならず、大都会やパーティー会場・トラックの屋根などあらゆる場所で、自身の体から放出されるしずくを撮影した写真集。
「ラブドールと同居している人のお宅訪問」・・・何人ものお人形さんに囲まれた中年女性や、お人形さんと家族全員で団欒する家庭の様子が掲載されている。
そんな珍本が1ページにつき1冊紹介してあり、カテゴリー別に200冊も続く。
目がチカチカするどどいつ文庫のHPと同じように、目が白黒したり、見開いたり、眉間に皺が寄ったりしてしまう。
ところが読み進めると、免疫ができたのか慣れてきたのか、バカバカしいと思いながらも「この本読んでみたいな」と思い始めるから不思議だ。
観光地ワースト80が載っている「世界最悪旅行ガイドブック」なんて、そんな観光地には行きたくないが、どこがワーストなのか確かめてみたい。
高いお金出して購入したいとは思わないが。
本を出版するには手間もお金もかかる。
珍本をそうまでして出版する方々は、お金に余裕があるのだろうか?
採算が取れると踏んだのだろうか?
それとも、どうしても多くの人に見てもらいたかったのか?
この本を読んだら、もうたいていのヘンな本には驚かないだろう。
珍本の中に登場する人、それを出版する人、その本を購入する人、コレクションする人、そしてこの「珍本読本」を読む人、世の中には本当に色々な人がいると痛感した一冊だった。
2012年11月13日火曜日
真珠 (NHK美の壼)
真珠 (NHK美の壼)
NHK「美の壺」制作班編
NHK出版
様々な暮らしのシーンで優しい輝きを放ち、女性たちに愛されてきた真珠。そんな真珠の鑑賞マニュアル。
NHKで放送されている美術番組「美の壺」。
私はその存在すら知らなかったのだが、長寿番組らしい。
暮らしの中に隠れた様々な美を紹介する「美術鑑賞マニュアル」のような番組だという。
書籍もシリーズ化され、多数出版されている。
本書は、その中でも真珠の歴史や構造を美しい写真とともに解説した、真珠入門書のような一冊である。
ダイヤモンドの華やかなまばゆい輝きも私たちを魅了するが、真珠の清楚な美しさにも惹かれるのではないだろうか。
ピチピチの10代から歳を重ねた奥深い方まで幅広い年代に愛され、冠婚葬祭のみならず日常にも華を添える真珠は、私たち謙虚な日本人に一番合う宝石ではないだろうか。
真珠は
構造的には玉ねぎのようにたくさんの「真珠層」からできている。
層の厚みは0.5mm~1mm程度。
それが約2500枚も重なってあのような輝きを放つ。
また、環境を整え大切に育てても、満足のいく真珠を得る確率はわずか5%程度。
そう考えると、一層真珠が神秘的な輝きを放っているように見えてくる。
真珠は偶然貝の体内で作られた「球状の貝殻」だから、どんな貝でもその貝殻に応じた「珠」を作り出すのだそうだ。
だが貝を開いた時に、自然にできた真珠が見つかる可能性は万に一つもないという。
それでも、お馴染みのアサリやシジミ・ハマグリを食べた際、もしかしたら真珠が入っているかもと考えるとワクワクする。
もうすぐクリスマス。
愛妻家の皆様は奥様に、独身の方は好きな女性に真珠をプレゼントしてみてはいかがでしょう?
私は・・・写真を眺めてうっとりするだけで我慢しよう。
※他にも、陶磁器・和菓子・花火・染物・文房具など興味深いラインナップがあるこのシリーズ、追いかけてみたくなった。
NHK「美の壺」制作班編
NHK出版
様々な暮らしのシーンで優しい輝きを放ち、女性たちに愛されてきた真珠。そんな真珠の鑑賞マニュアル。
NHKで放送されている美術番組「美の壺」。
私はその存在すら知らなかったのだが、長寿番組らしい。
暮らしの中に隠れた様々な美を紹介する「美術鑑賞マニュアル」のような番組だという。
書籍もシリーズ化され、多数出版されている。
本書は、その中でも真珠の歴史や構造を美しい写真とともに解説した、真珠入門書のような一冊である。
ダイヤモンドの華やかなまばゆい輝きも私たちを魅了するが、真珠の清楚な美しさにも惹かれるのではないだろうか。
ピチピチの10代から歳を重ねた奥深い方まで幅広い年代に愛され、冠婚葬祭のみならず日常にも華を添える真珠は、私たち謙虚な日本人に一番合う宝石ではないだろうか。
真珠は
構造的には玉ねぎのようにたくさんの「真珠層」からできている。
層の厚みは0.5mm~1mm程度。
それが約2500枚も重なってあのような輝きを放つ。
また、環境を整え大切に育てても、満足のいく真珠を得る確率はわずか5%程度。
そう考えると、一層真珠が神秘的な輝きを放っているように見えてくる。
真珠は偶然貝の体内で作られた「球状の貝殻」だから、どんな貝でもその貝殻に応じた「珠」を作り出すのだそうだ。
だが貝を開いた時に、自然にできた真珠が見つかる可能性は万に一つもないという。
それでも、お馴染みのアサリやシジミ・ハマグリを食べた際、もしかしたら真珠が入っているかもと考えるとワクワクする。
もうすぐクリスマス。
愛妻家の皆様は奥様に、独身の方は好きな女性に真珠をプレゼントしてみてはいかがでしょう?
私は・・・写真を眺めてうっとりするだけで我慢しよう。
※他にも、陶磁器・和菓子・花火・染物・文房具など興味深いラインナップがあるこのシリーズ、追いかけてみたくなった。
2012年10月16日火曜日
心がぽかぽかするニュース HAPPY NEWS 2011
心がぽかぽかするニュース HAPPY NEWS 2011
日本新聞協会編
文藝春秋
「ぽかぽか」しませんか?HAPPYになるニュースだけを読みたい!そんな願いを叶えた一冊。
日本新聞協会が2004年度から始めた、新聞を読んでHAPPYな気持ちになった記事とその理由を募集する「HAPPY NEWSキャンペーン」。
本書は、その応募作となった新聞記事と応募者のコメントが収録されている。
政治、経済、事件・・・新聞を眺めても暗いニュースばかりで気が滅入る。
しかし、山中教授のノーベル賞受賞は本当に「HAPPY NEWS」だった。
そんな嬉しいニュースを読むと、ノーベル賞受賞にはなんの貢献もしていないが、嬉しくて心が「ぽかぽか」する。
もっと「ぽかぽか」したい!と思い、この本を読み始めた。
思わず笑ってしまったのが、「オサムさんの妻、おめでた」(夕刊三重 2011.11.12)
農作業中の男性が腰掛け、隣に座る妻がお茶を勧めているように見えるリアルな「夫婦かかし」のオサムさん夫妻。
24時間花畑を監視するという過酷な仕事にもかかわらず、妻が妊娠したという。
推定50~60歳の夫婦が、高齢出産に挑む!
昨年末に無事「2歳の女児」を出産したそうで、よかったよかった。
参考:日本新聞協会ホームページ掲載の記事
しかし、2011年度の新聞から選ばれたその他の記事は、「なでしこジャパンの活躍」「医療の発展」「海外のほのぼのニュース」などもあるのだが、やはり震災関連の記事が中心だった。
・津波で家を流されたが夢は流されずに、定時制高校を卒業し大学進学を決めた67歳の女性。
・被災地で復興の手伝いをする神戸市職員に、手作りのご飯を作り続けた「おせっかい婆さん」
など、人の温かみを感じる「いい話」なのだが、その奥にある震災の傷跡がどうしても目に浮かび、涙が止まらなくなってしまった。
「ぽかぽか」するつもりが、他の温かい記事を読んでも涙腺がゆるくなってしまったのか、涙が溢れてくる。
私にとっては、「じんじん」くるニュースだった。
それでも、読み終わると勇気をもらったようで「頑張ろう」という気になる。
新聞を読むときに「HAPPY NEWS」を探す楽しみも増えた。
毎年出版されている本書。
来年度版にも、たくさんの「HAPPY NEWS」が載っていますようにと願う。
日本新聞協会編
文藝春秋
「ぽかぽか」しませんか?HAPPYになるニュースだけを読みたい!そんな願いを叶えた一冊。
日本新聞協会が2004年度から始めた、新聞を読んでHAPPYな気持ちになった記事とその理由を募集する「HAPPY NEWSキャンペーン」。
本書は、その応募作となった新聞記事と応募者のコメントが収録されている。
政治、経済、事件・・・新聞を眺めても暗いニュースばかりで気が滅入る。
しかし、山中教授のノーベル賞受賞は本当に「HAPPY NEWS」だった。
そんな嬉しいニュースを読むと、ノーベル賞受賞にはなんの貢献もしていないが、嬉しくて心が「ぽかぽか」する。
もっと「ぽかぽか」したい!と思い、この本を読み始めた。
思わず笑ってしまったのが、「オサムさんの妻、おめでた」(夕刊三重 2011.11.12)
農作業中の男性が腰掛け、隣に座る妻がお茶を勧めているように見えるリアルな「夫婦かかし」のオサムさん夫妻。
24時間花畑を監視するという過酷な仕事にもかかわらず、妻が妊娠したという。
推定50~60歳の夫婦が、高齢出産に挑む!
昨年末に無事「2歳の女児」を出産したそうで、よかったよかった。
参考:日本新聞協会ホームページ掲載の記事
しかし、2011年度の新聞から選ばれたその他の記事は、「なでしこジャパンの活躍」「医療の発展」「海外のほのぼのニュース」などもあるのだが、やはり震災関連の記事が中心だった。
・津波で家を流されたが夢は流されずに、定時制高校を卒業し大学進学を決めた67歳の女性。
・被災地で復興の手伝いをする神戸市職員に、手作りのご飯を作り続けた「おせっかい婆さん」
など、人の温かみを感じる「いい話」なのだが、その奥にある震災の傷跡がどうしても目に浮かび、涙が止まらなくなってしまった。
「ぽかぽか」するつもりが、他の温かい記事を読んでも涙腺がゆるくなってしまったのか、涙が溢れてくる。
私にとっては、「じんじん」くるニュースだった。
それでも、読み終わると勇気をもらったようで「頑張ろう」という気になる。
新聞を読むときに「HAPPY NEWS」を探す楽しみも増えた。
毎年出版されている本書。
来年度版にも、たくさんの「HAPPY NEWS」が載っていますようにと願う。
2012年9月22日土曜日
証拠調査士は見た! ~すぐ隣にいる悪辣非道な面々
証拠調査士は見た! ~すぐ隣にいる悪辣非道な面々
平塚俊樹著
宝島社
私には関係ないと言い切れないトラブルの数々。
「証拠調査士」とはあまり聞かない職業だが、海外ではメジャーなのだという。
警察は事件の証拠がないと動けない。
弁護士は法律のアドバイスをするのみで、証拠を集めない。
探偵は証拠集めもするが、裁判では採用できない証拠も多い。
そのため
証拠調査士は単に頼まれた証拠を集めるのではなく、依頼主が裁判や揉め事の交渉でうまくいくような集め方をします。証拠を集めて弁護士や警察などを動かし、トラブルを解決に導くのです。
本書は、証拠調査士・危機管理専門コンサルタントである著者が、トラブルの実例と対処法を解説している本である。
・会社を経営している資産家の夫とその妻を狙う「別れさせ屋」の悪徳弁護士。
「地球上で一番悪いのは、ヤクザでも詐欺師でもない。間違いなく悪徳弁護士である。」と著者は言い切る。
資産がなくてもうかうかしていられない。
・巨額横領事件の犯人が勝手に作った、身に覚えのない借金を返済する羽目になった男性。
・マンションの欠陥を指摘した人に、次々襲いかかる大手企業の嫌がらせ。
・やめさせたい社員を、会社とグルで排除する産業医。
特にオリンパスの内部告発者に対する産業医の対応は、笑ってしまうほど悪質だ。
もっと身近なところでは、「一流デパートで傷モノを売られた」「母が宗教団体に貯金を騙し取られた」「ネットで購入した商品が届かない」「海外から見に覚えのない多額の請求が」・・・
いつ誰が巻き込まれてもおかしくないようなトラブルに背筋が凍る。
著者は、「犯罪者は弱者を狙うため、狙われないように強くなりましょう」とアドバイスする。
女性には女性の、背が低い人には低いなりの、各人に合致した強さを身につけることが必要だという。
そして一番重要なのは「人と人とのつながり」と聞いて、怖い話ばかりの中その言葉になんだか少しホッとした。
※事件の性質上、一部を除き匿名で書かれているのは仕方がないだろうが、「ある企業で」「ある男性が」「詳細は明かせないが」と延々と言われると、眉に唾したくなってしまうのが残念である。
平塚俊樹著
宝島社
私には関係ないと言い切れないトラブルの数々。
「証拠調査士」とはあまり聞かない職業だが、海外ではメジャーなのだという。
警察は事件の証拠がないと動けない。
弁護士は法律のアドバイスをするのみで、証拠を集めない。
探偵は証拠集めもするが、裁判では採用できない証拠も多い。
そのため
証拠調査士は単に頼まれた証拠を集めるのではなく、依頼主が裁判や揉め事の交渉でうまくいくような集め方をします。証拠を集めて弁護士や警察などを動かし、トラブルを解決に導くのです。
本書は、証拠調査士・危機管理専門コンサルタントである著者が、トラブルの実例と対処法を解説している本である。
・会社を経営している資産家の夫とその妻を狙う「別れさせ屋」の悪徳弁護士。
「地球上で一番悪いのは、ヤクザでも詐欺師でもない。間違いなく悪徳弁護士である。」と著者は言い切る。
資産がなくてもうかうかしていられない。
・巨額横領事件の犯人が勝手に作った、身に覚えのない借金を返済する羽目になった男性。
・マンションの欠陥を指摘した人に、次々襲いかかる大手企業の嫌がらせ。
・やめさせたい社員を、会社とグルで排除する産業医。
特にオリンパスの内部告発者に対する産業医の対応は、笑ってしまうほど悪質だ。
もっと身近なところでは、「一流デパートで傷モノを売られた」「母が宗教団体に貯金を騙し取られた」「ネットで購入した商品が届かない」「海外から見に覚えのない多額の請求が」・・・
いつ誰が巻き込まれてもおかしくないようなトラブルに背筋が凍る。
著者は、「犯罪者は弱者を狙うため、狙われないように強くなりましょう」とアドバイスする。
女性には女性の、背が低い人には低いなりの、各人に合致した強さを身につけることが必要だという。
そして一番重要なのは「人と人とのつながり」と聞いて、怖い話ばかりの中その言葉になんだか少しホッとした。
※事件の性質上、一部を除き匿名で書かれているのは仕方がないだろうが、「ある企業で」「ある男性が」「詳細は明かせないが」と延々と言われると、眉に唾したくなってしまうのが残念である。
2012年9月13日木曜日
刑務所で死ぬということ
刑務所で死ぬということ
美達大和著
中央公論新社
服役中の無期懲役囚が語った塀の中。
これは、2件の殺人を犯し「LB級刑務所」で服役中の無期懲役囚である著者が、塀の中の面々や過密化する刑務所内の様子を語った本である。
※「LB級刑務所」とは、刑期10年以上かつ犯罪傾向の進んだ者のみが収容される刑務所。
年3万人前後の受刑者の中の約3%が長期刑受刑者。
ほとんどの方は、刑務所それも「LB刑務所」とは縁のない暮らしをしているため、懲役囚たちが何を考え、どう暮らしているのか知る機会はない。
そういう意味で、内部から発信する著者の言葉は貴重である。
漠然と、厳しい生活・辛い毎日、そして事件の反省と被害者への贖罪の日々を過ごしているのではないかと考えていると、本書を読んで愕然とする。
心から被害者・遺族のことを考えている無期囚に会ったことがない。
自らが長い服役をすることになった理由を、亡くなった被害者のせいにしている。
3食付いて娯楽まである今の刑務所は最高。
老囚にとっては話し相手のいる福祉施設。
反省するといっても「指紋を残したことがまずかった」「下調べをちゃんとすべきだった」と犯行の杜撰さを反省する懲役囚たち。・・・
著者自身も、現在月に70~250冊の本を読んでいるという、本好きにはある意味羨ましい生活をしている。
「少しも辛いところではありません」と言い切る著者の言葉にやりきれなさを感じる。
著者の意見のみで、刑務所の内情を決め付けるわけにはいかないが、再犯率の高さを考えればある程度真実なのだろうと思う。
二度と入りたくないと思わせるのが矯正施設の役割なのではないか。
隔離するだけで、罰として十分なのだろうか。
加害者の人権も大切だが、被害者感情は置き去りにされていないだろうか。
現実的には、年老いた懲役囚たちを改心させるのはとても難しいことのように思える。
だからこそ将来の犯罪者を少しでも減らすために、子供の教育それも落ちこぼれの救済や居場所の確保が必要ではないだろうか。
※純粋に受刑者にかかる費用・行刑費は、昭和58年まで刑務作業等により約100%賄っていたが、それ以降は足りていない。
人件費・施設費は税金が使われている。
美達大和著
中央公論新社
服役中の無期懲役囚が語った塀の中。
これは、2件の殺人を犯し「LB級刑務所」で服役中の無期懲役囚である著者が、塀の中の面々や過密化する刑務所内の様子を語った本である。
※「LB級刑務所」とは、刑期10年以上かつ犯罪傾向の進んだ者のみが収容される刑務所。
年3万人前後の受刑者の中の約3%が長期刑受刑者。
ほとんどの方は、刑務所それも「LB刑務所」とは縁のない暮らしをしているため、懲役囚たちが何を考え、どう暮らしているのか知る機会はない。
そういう意味で、内部から発信する著者の言葉は貴重である。
漠然と、厳しい生活・辛い毎日、そして事件の反省と被害者への贖罪の日々を過ごしているのではないかと考えていると、本書を読んで愕然とする。
心から被害者・遺族のことを考えている無期囚に会ったことがない。
自らが長い服役をすることになった理由を、亡くなった被害者のせいにしている。
3食付いて娯楽まである今の刑務所は最高。
老囚にとっては話し相手のいる福祉施設。
反省するといっても「指紋を残したことがまずかった」「下調べをちゃんとすべきだった」と犯行の杜撰さを反省する懲役囚たち。・・・
著者自身も、現在月に70~250冊の本を読んでいるという、本好きにはある意味羨ましい生活をしている。
「少しも辛いところではありません」と言い切る著者の言葉にやりきれなさを感じる。
著者の意見のみで、刑務所の内情を決め付けるわけにはいかないが、再犯率の高さを考えればある程度真実なのだろうと思う。
二度と入りたくないと思わせるのが矯正施設の役割なのではないか。
隔離するだけで、罰として十分なのだろうか。
加害者の人権も大切だが、被害者感情は置き去りにされていないだろうか。
現実的には、年老いた懲役囚たちを改心させるのはとても難しいことのように思える。
だからこそ将来の犯罪者を少しでも減らすために、子供の教育それも落ちこぼれの救済や居場所の確保が必要ではないだろうか。
※純粋に受刑者にかかる費用・行刑費は、昭和58年まで刑務作業等により約100%賄っていたが、それ以降は足りていない。
人件費・施設費は税金が使われている。
2012年9月12日水曜日
一流の人に学ぶ自分の磨き方
一流の人に学ぶ自分の磨き方
スティーブ・シーボルト著
弓場隆訳
かんき出版
自分らしく好きなように生きたいな♪
「全米屈指の超人気セミナー講師が伝授する12の成長法則」「一流の人と二流の人の差は紙一重だ」「10万部突破」そんな広告を目にする本書。
「はじめに」で著者は、普通の知能と才能の持ち主でも一流のレベルに達することができると断言している。
そして本書では、理論ではなく実用的な思考・習慣・哲学を紹介している。
著者は、読者に「自分はどちらに入るか」考えてもらい、成功を後押しするためにこの本を書いたそうだ。
一流の人はこう、二流の人はこう、と様々な方のお言葉を引用しながら最後にこうしようと提案している。
例えば一流の人は「勝つことを期待している」、二流の人は「ネガティブな期待を抱く」、提案「ポジティブな期待を抱いて、セルフトークとイメージトレーニングに励もう」・・・
こういった項目が130以上並んでいる。
著者によると「一流の人は努力することを楽しもうと考える」
「二流の人は努力せずに楽をしようと考える」
のだそうだ。
いつも楽して痩せることばかり考えている私は二流以下だ。
一流になるのは大変だなぁ、私は別に二流いやそれ以下でもいいやと思う。
今までどおり自分の好きなことをしながら、自分らしく楽しく生きていきたい。
(だから痩せないのだろう。)
一流を目指す志の高い努力家の皆さん、こんな私でごめんなさい。
スティーブ・シーボルト著
弓場隆訳
かんき出版
自分らしく好きなように生きたいな♪
「全米屈指の超人気セミナー講師が伝授する12の成長法則」「一流の人と二流の人の差は紙一重だ」「10万部突破」そんな広告を目にする本書。
「はじめに」で著者は、普通の知能と才能の持ち主でも一流のレベルに達することができると断言している。
そして本書では、理論ではなく実用的な思考・習慣・哲学を紹介している。
著者は、読者に「自分はどちらに入るか」考えてもらい、成功を後押しするためにこの本を書いたそうだ。
一流の人はこう、二流の人はこう、と様々な方のお言葉を引用しながら最後にこうしようと提案している。
例えば一流の人は「勝つことを期待している」、二流の人は「ネガティブな期待を抱く」、提案「ポジティブな期待を抱いて、セルフトークとイメージトレーニングに励もう」・・・
こういった項目が130以上並んでいる。
著者によると「一流の人は努力することを楽しもうと考える」
「二流の人は努力せずに楽をしようと考える」
のだそうだ。
いつも楽して痩せることばかり考えている私は二流以下だ。
一流になるのは大変だなぁ、私は別に二流いやそれ以下でもいいやと思う。
今までどおり自分の好きなことをしながら、自分らしく楽しく生きていきたい。
(だから痩せないのだろう。)
一流を目指す志の高い努力家の皆さん、こんな私でごめんなさい。
2012年9月2日日曜日
よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり
よしながふみ著
太田出版
なぜ私はBLに萌えないのだろうか?
BLには全く興味がない。
腐女子に関する本「腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち」を読んでも、彼女たちのことは理解できなかった。
いい男大好きの私にしたら、ただでさえ競争率の高い男を他の女だけでなく男とも張り合わなくてはならない世界は、想像しただけで辛いではないか。
でも、BLのどこに萌えるのか、なぜBLにハマるのかということには興味を持っていた。
そこで、本書を読んでみることにした。
本書は よしながふみ さんが、萩尾望都 さん 三浦しをん さんなど6人の漫画家・作家と、漫画について熱く語りあった対談集である。
会話文なので読みやすいだろうと読み始めたのだが、私にとっては学術書並みに難しかった。
知らない漫画があまりに多すぎて、注釈を読んだり検索しながら読み進めなければならなかったのだ。
小学生の時は「なかよし・りぼん・ちゃお」その後「花とゆめ・別マ」「mimi」そして少年誌・青年誌とそれなりに読んできたつもりだったのだが、漫画好きな方からしたら、もう私なんて何も知らない赤子の様な存在なのだと気づいた。
そして、この本で色々学習させていただいた。
ゲイものとBLは違う。
同性愛の行為があるからといってBLとは限らない。
上司と部下など、シュチュエーションが大事なので、最初にプロフィールをきちんと説明する。
一棒一穴主義の純愛や、恋愛に対しては純情で仕事に対しては一生懸命、などが好まれる。
読者はそれぞれ萌えポイントが違うが、「切なさ」が重要。
男は女に憧れないが、女は男に憧れるのでBLが好まれるのではないか。
男の人に対して、自分がタチになれるという少女漫画では味わえない楽しみがある。
BL好きは、紡木たく「ホットロード」が好きではない・・・
などなど、へぇ~ボタンを連打しながら読んだのだ。
そして、私がBLに萌えない最大の理由は「BLの文法を理解していないから」だとこの本を読んでわかった。
少女漫画には少女漫画の、少年誌には少年誌の、細かく言えば少年ジャンプには少年ジャンプの、ローカルルール・お約束があり、それを理解していないと読んでも本質がわからないのだという。
つまり、私が読んできた漫画はBLにつながる系譜ではなかったので、BLの文法が理解できていないため、読んでも本当の面白さを理解できないから興味を持てないということだ。
確かに、兄の影響で読んでいた少年漫画がおもしろくて、「マカロニほうれん荘」「1・2の三四郎」が好きだったし、初めて書いたファンレターは 柳沢みきおさん だった。
そのほかはギャグやスポ根ものが好きだった。
「ホットロード」を好きになれなかったところは一緒なのだが。
大人になってからは、「龍-RON-」や「JIN-仁-」のような本を好んで読んだ。
そういうジャンルばかり読んでいたから、BLが理解できないのは当たり前なのだ。
何事も練習やトレーニングが必要なように、BLを楽しむためにはBLにつながる系譜の漫画を読んで練習を積む必要があったのだ。
自然とBLの文法を理解できるように。
他にも、
想像の世界の恋愛よりも、目の前のリアル恋愛の方が楽しかったし、奥深い「フランス映画」より何も考えないで楽しめる「ハリウッド映画」が好きとか、そういう趣味や性格の違いもあるのだろう。
【この本を読んでの私なりの結論】
私はBLを読み解くための知識を有していないためBLに萌えることができない。
よしながふみ著
太田出版
なぜ私はBLに萌えないのだろうか?
BLには全く興味がない。
腐女子に関する本「腐女子化する世界―東池袋のオタク女子たち」を読んでも、彼女たちのことは理解できなかった。
いい男大好きの私にしたら、ただでさえ競争率の高い男を他の女だけでなく男とも張り合わなくてはならない世界は、想像しただけで辛いではないか。
でも、BLのどこに萌えるのか、なぜBLにハマるのかということには興味を持っていた。
そこで、本書を読んでみることにした。
本書は よしながふみ さんが、萩尾望都 さん 三浦しをん さんなど6人の漫画家・作家と、漫画について熱く語りあった対談集である。
会話文なので読みやすいだろうと読み始めたのだが、私にとっては学術書並みに難しかった。
知らない漫画があまりに多すぎて、注釈を読んだり検索しながら読み進めなければならなかったのだ。
小学生の時は「なかよし・りぼん・ちゃお」その後「花とゆめ・別マ」「mimi」そして少年誌・青年誌とそれなりに読んできたつもりだったのだが、漫画好きな方からしたら、もう私なんて何も知らない赤子の様な存在なのだと気づいた。
そして、この本で色々学習させていただいた。
ゲイものとBLは違う。
同性愛の行為があるからといってBLとは限らない。
上司と部下など、シュチュエーションが大事なので、最初にプロフィールをきちんと説明する。
一棒一穴主義の純愛や、恋愛に対しては純情で仕事に対しては一生懸命、などが好まれる。
読者はそれぞれ萌えポイントが違うが、「切なさ」が重要。
男は女に憧れないが、女は男に憧れるのでBLが好まれるのではないか。
男の人に対して、自分がタチになれるという少女漫画では味わえない楽しみがある。
BL好きは、紡木たく「ホットロード」が好きではない・・・
などなど、へぇ~ボタンを連打しながら読んだのだ。
そして、私がBLに萌えない最大の理由は「BLの文法を理解していないから」だとこの本を読んでわかった。
少女漫画には少女漫画の、少年誌には少年誌の、細かく言えば少年ジャンプには少年ジャンプの、ローカルルール・お約束があり、それを理解していないと読んでも本質がわからないのだという。
つまり、私が読んできた漫画はBLにつながる系譜ではなかったので、BLの文法が理解できていないため、読んでも本当の面白さを理解できないから興味を持てないということだ。
確かに、兄の影響で読んでいた少年漫画がおもしろくて、「マカロニほうれん荘」「1・2の三四郎」が好きだったし、初めて書いたファンレターは 柳沢みきおさん だった。
そのほかはギャグやスポ根ものが好きだった。
「ホットロード」を好きになれなかったところは一緒なのだが。
大人になってからは、「龍-RON-」や「JIN-仁-」のような本を好んで読んだ。
そういうジャンルばかり読んでいたから、BLが理解できないのは当たり前なのだ。
何事も練習やトレーニングが必要なように、BLを楽しむためにはBLにつながる系譜の漫画を読んで練習を積む必要があったのだ。
自然とBLの文法を理解できるように。
他にも、
想像の世界の恋愛よりも、目の前のリアル恋愛の方が楽しかったし、奥深い「フランス映画」より何も考えないで楽しめる「ハリウッド映画」が好きとか、そういう趣味や性格の違いもあるのだろう。
【この本を読んでの私なりの結論】
私はBLを読み解くための知識を有していないためBLに萌えることができない。
2012年8月21日火曜日
運命が見える女たち
運命が見える女たち
井形慶子著
ポプラ文庫
5年にわたって占い師たちを潜入取材した著者の運命はどう変化したのか?
霊感が全くない私は、占いをあまり信じていない。
しかし、絶対あり得ないとも思えない。
なにか不思議な力が働き、運命が見える人がいたら面白いなぁ、どこかにいたらいいなぁと思うのだ。
本書は、著者と占い師たちの5年間を追ったドキュメントである。
「一般の相談者を装って、霊感を持つ人の実態を突き止めて欲しい。」
出版社を経営している著者のもとに、ある日そんな依頼が舞い込み、3人の占い師の連絡先と共に、専用の携帯電話が送られてきた。
その日から、偽名を名乗った著者と占い師たちの密着した生活が始まったのである。
「鑑定料は1分間200円。銀行振り込みで支払ってください。」
そう言われ、電話で著者の周りの人の「魂」に問いかける「ララさん」。
普段は違う仕事をしていて夜のみ相談に乗る霊感タロットの「万葉さん」。(30分5000円)
そして「魔法使いさん」。
毎日のように3人に電話をし、人生を見てもらい相談に乗ってもらう著者。
互いの存在も知らない3人なのに、どんな質問を向けても返ってくる答えはほとんど同じだったことに著者も驚いていたが、読んでいる私も驚いてしまう。
ズバズバ言い当てる占い師たちに、著者がどんどん依存していく様子が細かに描かれていて、怖さを感じた。
崩壊していく会社、思うように働いてくれない部下たち、そんなストレスからか、占い師たちとの会話に依存していく。
登場する占い師たちは、霊感グッズを売りつけるでもなく良心的な部類だと思うのだが、それでも大変高額な鑑定料を払ったのではないか。
当初取材費として設定されていた200万円を超えても、著者は自腹を切ってまで彼女たちに電話をかけるのだ。
「老朽マンションの奇跡」など、著者の本は過去に何冊か読んだのだが、会社経営者・雑誌編集者・著述業・インテリアの専門家など多彩な顔を持つ強い方だと思っていた。
そんな自立した大人の女というイメージの著者が、のめり込んでいく様子に目が離せなくなる。
自叙伝、会社の成長記として読んでも興味深い本だった。
読んでいて怖さを感じたのは、誰にでも、もちろん私にも当てはまるなと感じたからだろう。
占いを信じていてもいなくても、過去も未来も言い当てられ、ことごとくその通りになってしまったら、のめり込んでしまうのは仕方がないのかもしれない。
そして、自分で考え判断する事をやめて占い師を頼ってしまう・・・まるで最近話題になった「オセロ」の中島さんのようではないか。
100%当たる占い師がいたとしたら、人を操るのなんて簡単なんだろう。
怖い。
井形慶子著
ポプラ文庫
5年にわたって占い師たちを潜入取材した著者の運命はどう変化したのか?
霊感が全くない私は、占いをあまり信じていない。
しかし、絶対あり得ないとも思えない。
なにか不思議な力が働き、運命が見える人がいたら面白いなぁ、どこかにいたらいいなぁと思うのだ。
本書は、著者と占い師たちの5年間を追ったドキュメントである。
「一般の相談者を装って、霊感を持つ人の実態を突き止めて欲しい。」
出版社を経営している著者のもとに、ある日そんな依頼が舞い込み、3人の占い師の連絡先と共に、専用の携帯電話が送られてきた。
その日から、偽名を名乗った著者と占い師たちの密着した生活が始まったのである。
「鑑定料は1分間200円。銀行振り込みで支払ってください。」
そう言われ、電話で著者の周りの人の「魂」に問いかける「ララさん」。
普段は違う仕事をしていて夜のみ相談に乗る霊感タロットの「万葉さん」。(30分5000円)
そして「魔法使いさん」。
毎日のように3人に電話をし、人生を見てもらい相談に乗ってもらう著者。
互いの存在も知らない3人なのに、どんな質問を向けても返ってくる答えはほとんど同じだったことに著者も驚いていたが、読んでいる私も驚いてしまう。
ズバズバ言い当てる占い師たちに、著者がどんどん依存していく様子が細かに描かれていて、怖さを感じた。
崩壊していく会社、思うように働いてくれない部下たち、そんなストレスからか、占い師たちとの会話に依存していく。
登場する占い師たちは、霊感グッズを売りつけるでもなく良心的な部類だと思うのだが、それでも大変高額な鑑定料を払ったのではないか。
当初取材費として設定されていた200万円を超えても、著者は自腹を切ってまで彼女たちに電話をかけるのだ。
「老朽マンションの奇跡」など、著者の本は過去に何冊か読んだのだが、会社経営者・雑誌編集者・著述業・インテリアの専門家など多彩な顔を持つ強い方だと思っていた。
そんな自立した大人の女というイメージの著者が、のめり込んでいく様子に目が離せなくなる。
自叙伝、会社の成長記として読んでも興味深い本だった。
読んでいて怖さを感じたのは、誰にでも、もちろん私にも当てはまるなと感じたからだろう。
占いを信じていてもいなくても、過去も未来も言い当てられ、ことごとくその通りになってしまったら、のめり込んでしまうのは仕方がないのかもしれない。
そして、自分で考え判断する事をやめて占い師を頼ってしまう・・・まるで最近話題になった「オセロ」の中島さんのようではないか。
100%当たる占い師がいたとしたら、人を操るのなんて簡単なんだろう。
怖い。
2012年8月16日木曜日
『薔薇族』編集長
『薔薇族』編集長
伊藤文学著
幻冬舎
偏見を少しでもなくすために「薔薇族」を創刊した著者の苦労を綴った一冊。彼らの絞り出されるような苦悩に何度も涙した。
大学を卒業し、父親が経営していた小さな出版社を手伝うことになった著者。
あるきっかけから、同性愛の悩みを綴った手紙を受け取る。
日本のあちこちに悩んでいる男性が多い事を知った著者は、1971年、社会的にタブーの領域であったその分野の雑誌「薔薇族」(当時¥230)を創刊した。
「地方にいて孤立している彼らに少しでも連帯感を持たせ、日本の薔薇族たちが明るい方向へ前進するように」と。
そして、中学生から80代までと幅広い層から熱烈歓迎を受けるのだ。
驚くことに著者はノンケで妻子もいるという。
本書は、雑誌を創刊してからの著者の苦悩や葛藤を綴った本である。
海外からも手紙がくる、中国の少数民族が宝物のように読んでいる、「美少年の同性愛者と結婚したい」というBL好きの女子高生・・・等驚くような話がたくさん書かれていた。
当初知名度も低いため、書店の園芸コーナーに置かれたなど、笑える話もある。
しかし、本書の中心となっているのは薔薇族たちの切実な苦しみだ。
日本中に300万人ぐらいの男性同性愛者がいる(本書より)、そして大半がそれを隠して(ときには奥さんにまで)、普通に生活しているという。
定期購読者に「薔薇族」を送る封筒も特注で丈夫な二重封筒にし、中が見えないように気をつける。
彼らがどれだけ弱みに思い、ばれないかとびくびく暮らしているか、著者は知っているのだ。
そういう風に生まれたのは彼らのせいではないのに、オヤジ狩りのようにゲイバッシングと称して襲われたり、偏見に苦しんだりと辛い思いをしている薔薇族がたくさんいる事を本書は教えてくれた。
「子供のいない人生、伴侶のいない人生、私は家庭が欲しい。互いに助け合って生きてくれる人が欲しい。」
雑誌が見つかり母が心労のため倒れてしまい、「お母さん、驚かしてごめんなさい。」
読者からの絞り出すような苦悩の手紙に、何度も目頭を押さえる。
大事故や大震災で犠牲になった恋人をニュースで知っても、故人との関係を伝えることも、葬儀に参列することもできずに悲しんでいる人たちが多数いるという。
そして、避けては通れないエイズ問題。
創刊当時よりはましになってはいても、まだまだ薔薇族たちの苦悩は続く。
興味本位で読み始めた私の頭を、ガツンと殴って気付かせてくれたいい本だった。
ただ、少年愛についての記述は、受け入れられない箇所がいくつかあった。
伊藤文学著
幻冬舎
偏見を少しでもなくすために「薔薇族」を創刊した著者の苦労を綴った一冊。彼らの絞り出されるような苦悩に何度も涙した。
大学を卒業し、父親が経営していた小さな出版社を手伝うことになった著者。
あるきっかけから、同性愛の悩みを綴った手紙を受け取る。
日本のあちこちに悩んでいる男性が多い事を知った著者は、1971年、社会的にタブーの領域であったその分野の雑誌「薔薇族」(当時¥230)を創刊した。
「地方にいて孤立している彼らに少しでも連帯感を持たせ、日本の薔薇族たちが明るい方向へ前進するように」と。
そして、中学生から80代までと幅広い層から熱烈歓迎を受けるのだ。
驚くことに著者はノンケで妻子もいるという。
本書は、雑誌を創刊してからの著者の苦悩や葛藤を綴った本である。
海外からも手紙がくる、中国の少数民族が宝物のように読んでいる、「美少年の同性愛者と結婚したい」というBL好きの女子高生・・・等驚くような話がたくさん書かれていた。
当初知名度も低いため、書店の園芸コーナーに置かれたなど、笑える話もある。
しかし、本書の中心となっているのは薔薇族たちの切実な苦しみだ。
日本中に300万人ぐらいの男性同性愛者がいる(本書より)、そして大半がそれを隠して(ときには奥さんにまで)、普通に生活しているという。
定期購読者に「薔薇族」を送る封筒も特注で丈夫な二重封筒にし、中が見えないように気をつける。
彼らがどれだけ弱みに思い、ばれないかとびくびく暮らしているか、著者は知っているのだ。
そういう風に生まれたのは彼らのせいではないのに、オヤジ狩りのようにゲイバッシングと称して襲われたり、偏見に苦しんだりと辛い思いをしている薔薇族がたくさんいる事を本書は教えてくれた。
「子供のいない人生、伴侶のいない人生、私は家庭が欲しい。互いに助け合って生きてくれる人が欲しい。」
雑誌が見つかり母が心労のため倒れてしまい、「お母さん、驚かしてごめんなさい。」
読者からの絞り出すような苦悩の手紙に、何度も目頭を押さえる。
大事故や大震災で犠牲になった恋人をニュースで知っても、故人との関係を伝えることも、葬儀に参列することもできずに悲しんでいる人たちが多数いるという。
そして、避けては通れないエイズ問題。
創刊当時よりはましになってはいても、まだまだ薔薇族たちの苦悩は続く。
興味本位で読み始めた私の頭を、ガツンと殴って気付かせてくれたいい本だった。
ただ、少年愛についての記述は、受け入れられない箇所がいくつかあった。
2011年11月30日水曜日
AKB48ヒストリー
AKB48ヒストリー 研究生公式教本
AKB48のオーディションからデビュー、2010年じゃんけん大会までの歴史をメンバーの証言と写真付きで紹介した本。
AKB48のオーディションから2010年のじゃんけん大会までの少女たちの歴史をメンバーの証言と共にたどっていった本。
秋葉原に「会いに行けるアイドル」として、毎日公演を行うグループを作ると秋元康氏が発表して、
オーディションが行われたのが2005年。
初日の公演はメンバー20名だった。
そのチームAに続いて、第二期チームKのオーディションが行われる。
それまではメンバー同士の競い合いだったのが、チーム同士の争いになった瞬間であった。
その後チームB・研究生・SKEとどんどん増えて彼女たちの争いも熾烈になっていく。
一方、CDに特典としてレアな特典を付けたり、総選挙・じゃんけん大会などの企画によって、
ファンもどんどん熱くなっていく過程が描かれている。
今年の総選挙が人気のピークだったのではないかと個人的に思うAKB48。
私の周りにはいまだ熱烈なファンがいっぱいいる。
私個人としては好きでも嫌いでもないが、周りの影響からメンバーの名前も半分くらいはわかるようになった。
一応ファンに向けての「公式」ヒストリー本なので、それを差し引いて読んだのだが、
意外にも夢中になり、不覚にもひたむきな努力に感動すらしてしまった。
彼女たちのキーワードは「競う」ことなのだなぁと思う。
オーディションで競い、メンバー同士で競い、チームKができてチーム間で競い、
チームAとチームKのそれぞれのファンが喧嘩するほど競い・・・
と少女たちの思惑とは別に、周りに煽られて嫌でも競わされている彼女たち。
今は国民的スターになったからよかったものの、初期の頃の苦労と努力はスポ根漫画のようであった。
AKB劇場の舞台と客席のあまりの近さにびっくりしたが、
これだけ若い女の子が大量にきゃぴきゃぴしてたら、魅力的に思う人もたくさんいるのは当然だと思う。
普通の女子高生の大群も眩しく感じるし。
ただ、メンバーたちの周りで企画されている特典商法はいかがなものかを思ってしまう。
最初のうちは上手いこと考えるなぁと思っていただけだったが、
ここまでエスカレートすると眉をひそめてしまう。
2011年12月現在、大手流通グループで行われている「クリスマスオリジナルケーキ」の特典も
ファンには垂涎の物である。
クリスマス後の、ケーキ大量廃棄が問題になるのは必須であるのに、
なぜこんな企画を通したのか、疑問に思う。
せめて日持ちのするお菓子にでもすればよかったのに。
これから、グループとしての活動は下り坂だろうから、
どれだけ個々の活動を伸ばせるのかがカギになるのだと思う。遠くの方から見ていたい。
でも、実は自分が10代でちょっとばかりかわいかったら、
メンバーになることを夢見たかもしれない。
いや、できることなら加入したかった・・・
AKB48のオーディションからデビュー、2010年じゃんけん大会までの歴史をメンバーの証言と写真付きで紹介した本。
AKB48のオーディションから2010年のじゃんけん大会までの少女たちの歴史をメンバーの証言と共にたどっていった本。
秋葉原に「会いに行けるアイドル」として、毎日公演を行うグループを作ると秋元康氏が発表して、
オーディションが行われたのが2005年。
初日の公演はメンバー20名だった。
そのチームAに続いて、第二期チームKのオーディションが行われる。
それまではメンバー同士の競い合いだったのが、チーム同士の争いになった瞬間であった。
その後チームB・研究生・SKEとどんどん増えて彼女たちの争いも熾烈になっていく。
一方、CDに特典としてレアな特典を付けたり、総選挙・じゃんけん大会などの企画によって、
ファンもどんどん熱くなっていく過程が描かれている。
今年の総選挙が人気のピークだったのではないかと個人的に思うAKB48。
私の周りにはいまだ熱烈なファンがいっぱいいる。
私個人としては好きでも嫌いでもないが、周りの影響からメンバーの名前も半分くらいはわかるようになった。
一応ファンに向けての「公式」ヒストリー本なので、それを差し引いて読んだのだが、
意外にも夢中になり、不覚にもひたむきな努力に感動すらしてしまった。
彼女たちのキーワードは「競う」ことなのだなぁと思う。
オーディションで競い、メンバー同士で競い、チームKができてチーム間で競い、
チームAとチームKのそれぞれのファンが喧嘩するほど競い・・・
と少女たちの思惑とは別に、周りに煽られて嫌でも競わされている彼女たち。
今は国民的スターになったからよかったものの、初期の頃の苦労と努力はスポ根漫画のようであった。
AKB劇場の舞台と客席のあまりの近さにびっくりしたが、
これだけ若い女の子が大量にきゃぴきゃぴしてたら、魅力的に思う人もたくさんいるのは当然だと思う。
普通の女子高生の大群も眩しく感じるし。
ただ、メンバーたちの周りで企画されている特典商法はいかがなものかを思ってしまう。
最初のうちは上手いこと考えるなぁと思っていただけだったが、
ここまでエスカレートすると眉をひそめてしまう。
2011年12月現在、大手流通グループで行われている「クリスマスオリジナルケーキ」の特典も
ファンには垂涎の物である。
クリスマス後の、ケーキ大量廃棄が問題になるのは必須であるのに、
なぜこんな企画を通したのか、疑問に思う。
せめて日持ちのするお菓子にでもすればよかったのに。
これから、グループとしての活動は下り坂だろうから、
どれだけ個々の活動を伸ばせるのかがカギになるのだと思う。遠くの方から見ていたい。
でも、実は自分が10代でちょっとばかりかわいかったら、
メンバーになることを夢見たかもしれない。
いや、できることなら加入したかった・・・
2011年11月13日日曜日
最強の婚活、それは「お見合い」よ!
2000人を幸せにした怪物カウンセラーの最強の婚活、
それは「お見合い」よ!
山田一代著
現代書林
結婚相談所を開設して600組以上のカップルを成立させた著者が書いた「お見合い」推薦本。
「恋愛は一般道路、お見合いは高速道路」本当に結婚を望むなら、目的地がハッキリ設定されている専用道路に乗ったほうが絶対早いし、確実というのが著者の持論。
お見合い結婚すれば冷静に自分に合った人を探せて、離婚が少ないらしい。
驚異の成婚率を誇る著者が書いたお見合いのススメ。
基本的には女性目線から話し言葉で書かれているのであっという間に読み終わる。
結婚を考えている人、子供が結婚適齢期の親御さんにはそれなりに参考になりそう。
マザコン男の攻略法。徐々に男をお母さまから引き離し、最終的に自分の味方につければうまくいくと著者は言う。
でも、人ってそう簡単に変われるものなのかな?けんかした時、奥様よりお母さまの味方についてしまうのでは?
それより、そもそもそういう人と無理にでも結婚したいのだろうか?
30近い娘さんのお見合いに親が同席するなんて、この仕事22年やっていて聞いたことないわ。
という個所があってびっくり。お見合いとは親が同伴するものとばっかり思っていたので。
ドラマやCMでも、お見合いの席には親やお仲人さんが同席してるように思うけど、
こういう結婚相談所のお見合いは私が考える昔ながらのお見合いとは違うのかもしれない。
私自身は、恋愛結婚でもお見合い結婚でも変わりなく一定の割合で幸せいっぱいの夫婦もいれば、
離婚する夫婦もいる、喧嘩ばかりして家庭内別居状態だけど離婚はしていないと様々な夫婦がいるんだと思う。結局は結婚することより、長い「結婚生活」の方が重要なんだし。
まず、なぜ結婚したいのか?つらい現状から抜け出したくて結婚に逃げるのでは?と自分自身に問いかけてみるのも必要なのではないか。結婚だけが幸せじゃないしね。
それは「お見合い」よ!
山田一代著
現代書林
結婚相談所を開設して600組以上のカップルを成立させた著者が書いた「お見合い」推薦本。
「恋愛は一般道路、お見合いは高速道路」本当に結婚を望むなら、目的地がハッキリ設定されている専用道路に乗ったほうが絶対早いし、確実というのが著者の持論。
お見合い結婚すれば冷静に自分に合った人を探せて、離婚が少ないらしい。
驚異の成婚率を誇る著者が書いたお見合いのススメ。
1.お見合い結婚で本当に幸せになれますか?
2.こんな悩みのある私でも結婚できますか?
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7.この道22年の年季が編み足した(ママ)、最強のお見合い必勝法
基本的には女性目線から話し言葉で書かれているのであっという間に読み終わる。
結婚を考えている人、子供が結婚適齢期の親御さんにはそれなりに参考になりそう。
マザコン男の攻略法。徐々に男をお母さまから引き離し、最終的に自分の味方につければうまくいくと著者は言う。
でも、人ってそう簡単に変われるものなのかな?けんかした時、奥様よりお母さまの味方についてしまうのでは?
それより、そもそもそういう人と無理にでも結婚したいのだろうか?
30近い娘さんのお見合いに親が同席するなんて、この仕事22年やっていて聞いたことないわ。
という個所があってびっくり。お見合いとは親が同伴するものとばっかり思っていたので。
ドラマやCMでも、お見合いの席には親やお仲人さんが同席してるように思うけど、
こういう結婚相談所のお見合いは私が考える昔ながらのお見合いとは違うのかもしれない。
私自身は、恋愛結婚でもお見合い結婚でも変わりなく一定の割合で幸せいっぱいの夫婦もいれば、
離婚する夫婦もいる、喧嘩ばかりして家庭内別居状態だけど離婚はしていないと様々な夫婦がいるんだと思う。結局は結婚することより、長い「結婚生活」の方が重要なんだし。
まず、なぜ結婚したいのか?つらい現状から抜け出したくて結婚に逃げるのでは?と自分自身に問いかけてみるのも必要なのではないか。結婚だけが幸せじゃないしね。
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