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2012年7月27日金曜日

先生、モモンガの風呂に入ってください!

先生、モモンガの風呂に入ってください!
小林朋道著
築地書館

先生は、モモンガがウジャウジャいるお風呂に入ったのだろうか?「先生」シリーズ第6弾!!





鳥取環境大学の教授である「先生」が書いたシリーズ第1弾 『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』の次に読んだのがこの第6弾。
続き物ではないので飛ばして読んでも大丈夫だったが、できれば順番に読んだ方がいいのだろう。

今回も先生は動物が絡む様々な事件に遭遇する、いや、事件を引き起こすのである。

一人で行った「雪が降り積もった、人里離れた山中のコウモリ洞窟の奥、漆黒の闇の底に広がる地底湖」で、水の中を動く大きな影を発見する。
そんな何が起きてもおかしくないような状況で、裸足になり水の中へ入って影の正体を探る先生。

「海の生き物から1種類選んでその動物の専門家になろう」という授業で、学生たちより熱中する先生。

小学校の夏休みの自由研究のテーマに「白と茶色の縞々のハチの巣」を選び、刺されながらも果敢に解明した若き日の小林少年。

そんな個性的な先生のもとに集まる学生さん達も、また個性的だ。

こともなげにヘビを腕に巻いて「獲ってきました」と先生に突きだす女子学生。
ヒキガエルと間近で見つめ合い、満面の笑みを浮かべる女子学生。
学生たちも本当に生き物が好きそうで、目を輝かして先生のお話に聞き入っている姿が目に浮かぶ。

先生が学生たちと行う実験の数々は、本当に楽しそう。
「チビタコ太郎」と命名されたタコの水槽の背景に、白い紙・黒い紙を交互にかざし、素早い体色変化を見るなんて、楽しそうでやってみたいではないか。

そして先生は、大学近くにあるニホンモモンガが棲む森を守るため、「モモンガプロジェクト」を立ち上げたという。
こんな楽しい先生と一緒に学べる学生たちを羨ましく思いつつ、「モモンガプロジェクト」の成功を祈りたい。

「モモンガプロジェクト」ホームページ

2012年7月25日水曜日

先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学

先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学
小林朋道著
築地書館

巨大コウモリは廊下を飛んだあと、どうなったのだろうか? 
「先生」シリーズ第1弾!!




学生数が1200人ほどの鳥取環境大学。
その大学の教授である著者が、出会った動物たちとの触れ合いを楽しく書いた本である。
専門は「動物行動学」「人間比較行動学」。


森や河川・池に囲まれた自然豊かな環境にある大学では、生き物が関わる事件が日々勃発しているのだ。
表題にもなっている巨大コウモリが大学の廊下を飛んでいたり、気性が荒いという5頭のアナグマに囲まれたり、私にとっては非日常の出来事が先生にとっては日常らしい。


周りの人たちも、弱ったハトを見つければ先生に連絡し、タヌキが車にはねられたと先生に助けを求める。


GPSをつけてタヌキの行動を追跡したり、埋め立て予定の池の生き物を守るため、近くに別の池を作って移したりと、学生たちと楽しそうに行動する。


<b>「先生にはストレスというものがないように見えます」</b>と学生に言われる先生。
哺乳類・爬虫類・魚類であれ、日本に棲むたいていの動物なら種類を即座に答えられるという先生。
生き物好きの少年がそのまま大人になったような先生。
読んでいて、目を輝かせながら動物たちに接する先生の姿が浮かんできて、こちらまで楽しい気分になる。


生き物好きな人なら、そんな先生の授業を受けてみたいときっと思うだろう。
ただし、先生がアナグマに囲まれたのは大学のグラウンドや体育館の裏辺りだし、近くには虫やヘビやイモリをはじめ様々な生きものが待っている。
う~ん。面白そうではあるけれど、ちょっと怖い。