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2017年4月5日水曜日

この音とまれ! コミック 1-13巻セット

筝にかける青春!全国1位を目指す箏曲部の物語。

「この音とまれ!」
アミュー著
集英社



「この漫画、面白いから読んでみて」
娘のそんな甘い言葉にのせられて手に取りました。
娘の思惑通り、1、2巻を読み終わると「13巻まで出てるの?じゃあ、お金渡すから大人買いしてきて。」と口走っていたのです。
だって、キラキラした青春と感動が詰まっている素敵な物語なんですもの‼

「この音とまれ!」は、「ジャンプスクエア」に連載中の、高校の箏曲部を舞台とした物語です。
先輩の卒業によって部員がたった一人となった時瀬高校箏曲部は、廃部の危機に直面していました。
そこへ、警察沙汰を起こした不良やその仲間、家元のお嬢様などが入部し、全国大会1位を目標に頑張るという青春コミックです。

主な登場人物を紹介しますね。

倉田武蔵・・・箏曲部の部長。同級生の男子からバカにされ、自信をもてないでいた。しかし、一筋縄ではいかない新入生たちを束ねていくうちに、だんだん頼もしく成長していく。

久遠愛(くどうちか)・・・親に見捨てられ自暴自棄になっていた。ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけていたが、箏の職人である祖父が創設した箏曲部に入部し、真剣に筝と向き合うようになる。イケメン。(※個人の感想です。)

鳳月さとわ・・・箏の家元である鳳月家のお嬢様だが、今は破門されている。口も性格も悪い美少女。巨乳。(→少年漫画ということから、必要な要素なのだろうか?)

滝浪凉香・・・数学教師、箏曲部の顧問。音楽一家のサラブレッドだが、嫌気がさし音楽から遠ざかる。やる気がなく投げやりだったが、部員たちの努力する姿を見て、だんだんと変化していく。イケメン。(※あくまでも個人の感想です。)

その他、久遠愛についてきただけで筝には何の興味もなかった仲間たち、部を引っ掻き回すためだけに入部した女子など、寄せ集めのまとまりない部員たちが、全国1位を目指していくのです。

それぞれがそれぞれの事情を抱えながら、筝に情熱を注ぎ懸命に頑張る姿は、眩いばかりです。
そのキラキラした青春がとても羨ましいのです。

肝である演奏シーンの描写ですが、当初はイマイチ感動が伝わってきませんでした。
重要な場面だからもう少し丁寧に描いて欲しいなと思っていましたが、ストーリーが進むにつれてそれも解消され、圧巻の演奏シーンが続き、引き込まれていきます。
初めてみんなの音が1つになったとき。
音1つで会場の雰囲気が一変するとき。
思いをのせた演奏が届いたとき。
ああ、筝の音色っていいなぁと感じるのです。実際には聞こえてないのだけれど(^_^;)

著者のエミューさんは、3歳から筝を始め、筝奏者に囲まれて育ったそうです。
高校箏曲部で指導しているというお母さま、お姉さまにこの連載について相談もされているといいます。
だからこそ、厚みがある読み応え十分な筝描写ができるのですね。
作中に出てくるオリジナル曲は、お母さまとお姉さまが作曲されていて、実際に聞くことができます。
・初めてみんなで弾いた「龍星群」
・全国予選のために練習している「久遠」

予選で出会ったライバルたちとその背景も描かれており、だんだん壮大なストーリーになってきました。
これから彼らがどうなっていくのか楽しみです。

※筝と琴が違う楽器だと初めて知りました。
筝(こと/そう)は、柱(じ)という可動式の支柱を動かして音の高さを変える、
琴は柱がなく、弦を抑える指のポジションで音の高さが変わる、
という違いがあるそうです。

※3/3に14巻が発売されました。

※無料試し読みやヴォイスコミックもあります。

2016年11月4日金曜日

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ

永田カビ著
イースト・プレス


キャバクラもホストクラブも、風俗関係も行ったことのないウブな私は、レズ風俗というものがあることすら知りませんでした。
そこでこの題名に惹かれて、興味本位で読み始めたのですが……

本書は、pixiv(イラストや漫画を中心としたSNS)で話題になったものを書籍化したものです。

28歳。
独身女性。
社会人経験なし。
誰かと付き合った経験、性体験なし。
そんなカビさんが、レズ風俗に行った体験を語るコミックエッセイです。

高校卒業後、大学を半年で中退し、アルバイトをしながら自傷行為や摂食障害を繰り返していたカビさん。
親との関係に悩みながら、母親とベタベタしたいという欲求を持っていました。
そして「誰でもいいから抱きしめてほしい」と痛烈に思い始め、レズビアン風俗に行こうと決意するのです。

読んでいるとこちらまでカビさんの苦しみが伝わってきます。
ご本人は、読者が想像つかないくらいもっともっと苦しんでいるのでしょう。

でも、風俗に行く決意をしたカビさんは、「行くからには」と身だしなみを整え始めます。
それによって、心も前向きになっていくのです。

これだけ苦しむ姿をみていると、レズ風俗にたどり着いたのもなんとなく頷ける気がします。

抱きしめられたい。
人のぬくもりがほしい。
そう考えたとき、周りに誰もいなくて風俗が頭に浮かぶ。
でも、男のゴツゴツした毛深い肉体より、母性を感じる柔らかな女の肌の方がいいかもしれない。
直接的に性を感じてしまう男より女の方が、敷居が低い。
そう考えたのではないでしょうか。

とはいっても、風俗は風俗。
2時間19000円也で、あんなことやこんなことも当たり前のようにするのです。

カビさんがあんなことやこんなことを本心から望んでいたのかはわかりません。
持ち時間いっぱい、裸でハグしてもらえば、幸せホルモン・オキシトシンが大量に出て、多幸感を感じ満足したのではないかと個人的には思うのですが。

その後カビさんは、体験を公開することによって自身の内面を見つめ、前に向かって歩き始めていきます。

それでもまだまだ危うさを醸し出しているカビさん。
こうして世の中に名前が出ると、叩く輩はたくさんいます。
だからエゴサーチなどしないで、人に流されず、自分の足で自分の道を歩んでほしいと思います。
他人の優しさは励みにはなっても、本人しか苦しみから抜け出すすべを持たないのだから。

本書によって、共感し救われる方もたくさんいると思います。。
カビさんが心やすらかに暮らせますようにと願わずにはいられません。

2013年8月13日火曜日

テルマエ・ロマエVI

ヤマザキマリ著
エンターブレイン

なんと最終巻ですって!!



阿部寛主演で映画にもなったこのシリーズ。
浴場設計技師の古代ローマ人・ルシウスが、お風呂のお湯を通じてなぜか現代日本にタイムスリップしてくるコメディ漫画だ。

当初、ローマ帝国と平たい顔族の国・日本を行ったり来たりしていたルシウスだったが、
温泉場に長期滞在することになり、さつきといい雰囲気になった。
ところが、そのルシウスが突然消えてしまい、さつきは落ち込む。
というのが前巻までのあらすじである。

今回は、ルシウスを追ってさつきがローマ帝国にタイムスリップしていく。
そして、さつきのおじいちゃんが謎の人脈を駆使したり、鍼灸マッサージの神業を披露したりと大活躍する。
ああ、なんと痛快なおじいちゃんだろうか!
おじいちゃんに、この疲れてボロボロになった心と体を癒して欲しい!

「奢ることもなく常に謙虚で」
「あれだけの文明がありながら過剰な自信も自負心もありません」
「皆、とても優しくて」
ルシウスが、我々平たい顔族のことを褒めてくれると「いやぁ、それほどでも(〃▽〃)」と
照れながらも嬉しくなってしまう。

この「古代ローマのお風呂タイムトラベル物語」はこれにて終了らしい。
とても面白いのだが、少しマンネリや中だるみを感じていたので、飽きられる前に終わらせるのは賢い選択だと思う。
が、おじいちゃんや馬のハナコ始め、脇役たちのその後をまた連載するという。
きっとまた同じように楽しい物語になることだろう。
おじいちゃんに再会できる日を、楽しみに待っていようと思う。

過去のレビュー
テルマエ・ロマエⅠ~Ⅳ
テルマエ・ロマエV

2012年10月13日土曜日

テルマエ・ロマエV

テルマエ・ロマエV
ヤマザキマリ著
エンターブレイン


それでもやっぱりルシウスはかっこいい。



テルマエ・ロマエⅠ~Ⅳを一気読みして、ルシウスの魅力にはまってしまった。
映画も見に行き、古代ローマ人として違和感のない阿部ちゃんの演技を楽しんだ。

Ⅴ巻が出たと聞いたら、嫌が応でも期待が高まるではないか。
ワクワクしながら読んだのだが・・・

古代ローマと平たい顔族の国・現代日本を行ったり来たりする読み切りで始まったこのシリーズだが、いつの間にかルシウスは平たい顔族の営む温泉旅館に長期滞在している。
本書でルシウスは、恋をしたり乱暴者と対立したりと活躍するのだが、お風呂の話からだんだん離れてきた。

Ⅴ巻を読んでわかった。
このシリーズは、今までにない斬新な設定が最大の魅力なんだなと。
生真面目なルシウスが、驚いたり感動したりするシーンが面白かったのだ。
そういうシーンが減ると面白みも減ってしまう。
連載を続ける以上、新鮮味がなくなるのは仕方のないことなのかもしれない。

それでもやっぱり、どんな時も眉間に皺を忘れないルシウスは、相変わらずかっこいい。
合間に挿入されるエッセイも、楽しめる。
生真面目なルシウスの恋の行方も気になるので、続きも読みたい。

だけど、私には一気読みの方が性に合うようだ。
次は連載が終わり、完結したら大人買いしようと思う。  

2012年4月11日水曜日

テルマエ・ロマエ Ⅰ~Ⅳ

テルマエ・ロマエⅠ~Ⅳ ヤマザキマリ著 エンターブレイン

古代ローマ人が現代日本に来たら・・・という設定のお風呂をテーマにしたコミック。マンガ大賞・手塚治文化賞短編賞受賞作品。



(Ⅰ~Ⅳあわせたレビューです。)

著者は、1967年生まれ。17歳で絵の勉強のためフィレンツェに渡る。イタリア人の夫と共にポルトガルを経て、現在シカゴ在住。

浴場設計技師の古代ローマ人ルシウスが、現代日本にタイムスリップするという読み切り作品から始まったこの物語。
合間に「ローマ&風呂、わが愛」という著者のエッセイがあり、古代ローマの蘊蓄や楽しい経験談等が書かれており、文才もある方なのだなぁと感心してしまう。

かつて読んだことのある『古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活』は、お風呂・奴隷等、古代ローマ人の生活について書かれているものなので、読むとこの本の面白さがグンとアップすると思う。

2012/4/28に、阿部寛主演の映画が公開される予定である。

といった情報は全く必要ない。ただただおかしいのである。
爆笑ギャグ漫画とは違った、大人がクスリと笑える漫画であった。(声を出して笑ってしまった箇所も多数あったが)

基本は、ルシウスが風呂の設計について悩んでいると、ひょんなことからタイムスリップしてしまう。そこは平たい顔族の国・現代日本であった。日本の風呂をヒントにローマに帰ったルシウスが悩みを解決するというパターンである。

お風呂好きなローマ人が銭湯に行かずに自宅で風呂に入りたいとルシウスに相談、日本の内風呂をヒントにルシウスが・・・
傍若無人な外国人に風呂のマナーを徹底させたい、日本の外国人向けお風呂マナーのポスターをヒントにルシウスが・・・
廃れた古い銭湯を活性化させるべく、日本をヒントにルシウスが・・・
日本の風呂文化の進歩に衝撃を受け、シャンプーハットや湯上りのフルーツジュース、ラムネのビンに大真面目に感動し・・・

そのルシウス、気位の高いローマ人の中でも堅物で通っている真面目人間で、いつも眉間にしわを寄せたしかめっ面なのである。
日本の物や人に驚愕したり、感動したり、悩んだり・・・どんな時も眉間にはしわを忘れない。
あぁ、ルシウス!惚れてまうやろ!!

Ⅳでは、日本に長期滞在するシリウス。これからの展開が待ちきれない。
そして、平たい顔族の一員として、この本を読んでいると温泉に行きたくなるのである。

2011年5月25日水曜日

JINー仁


JIN-仁

村上もとか作
ジャンプコミックスデラックス




江戸時代にタイムスリップした現代の外科医。最新医療の知識を使って江戸の人々を救いながら、いろいろな人と関わっていく。

20巻一気に読んで疲れました。
ドラマとは違う部分もあったけど、大筋は一緒。なぜか、大物たち(坂本竜馬・勝海舟・和宮・西郷隆盛etc.)と関わってしまうのはご愛敬。でも、考えるの大変だっただろうな。ストーリーだけでなく、絵やセリフも時代考証に忠実にしなくてはならないのだから。最後まで読んで、疑問が一つ。なぜ、仁は江戸にタイムスリップしたの?堂々巡り?
それにしても、ドラマの手術シーンはリアルすぎてちょっと勘弁。子供には見せないほうがいいのでは?

子供には難しい度:★★
歴史をもっと勉強しとけばよかった後悔度:★
作者にあっぱれ度:★★★★★