2011年11月30日水曜日

AKB48ヒストリー

AKB48ヒストリー 研究生公式教本

AKB48のオーディションからデビュー、2010年じゃんけん大会までの歴史をメンバーの証言と写真付きで紹介した本。



AKB48のオーディションから2010年のじゃんけん大会までの少女たちの歴史をメンバーの証言と共にたどっていった本。

秋葉原に「会いに行けるアイドル」として、毎日公演を行うグループを作ると秋元康氏が発表して、
オーディションが行われたのが2005年。
初日の公演はメンバー20名だった。
そのチームAに続いて、第二期チームKのオーディションが行われる。
それまではメンバー同士の競い合いだったのが、チーム同士の争いになった瞬間であった。
その後チームB・研究生・SKEとどんどん増えて彼女たちの争いも熾烈になっていく。
一方、CDに特典としてレアな特典を付けたり、総選挙・じゃんけん大会などの企画によって、
ファンもどんどん熱くなっていく過程が描かれている。

今年の総選挙が人気のピークだったのではないかと個人的に思うAKB48。
私の周りにはいまだ熱烈なファンがいっぱいいる。
私個人としては好きでも嫌いでもないが、周りの影響からメンバーの名前も半分くらいはわかるようになった。

一応ファンに向けての「公式」ヒストリー本なので、それを差し引いて読んだのだが、
意外にも夢中になり、不覚にもひたむきな努力に感動すらしてしまった。
彼女たちのキーワードは「競う」ことなのだなぁと思う。

オーディションで競い、メンバー同士で競い、チームKができてチーム間で競い、
チームAとチームKのそれぞれのファンが喧嘩するほど競い・・・
と少女たちの思惑とは別に、周りに煽られて嫌でも競わされている彼女たち。
今は国民的スターになったからよかったものの、初期の頃の苦労と努力はスポ根漫画のようであった。

AKB劇場の舞台と客席のあまりの近さにびっくりしたが、
これだけ若い女の子が大量にきゃぴきゃぴしてたら、魅力的に思う人もたくさんいるのは当然だと思う。
普通の女子高生の大群も眩しく感じるし。

ただ、メンバーたちの周りで企画されている特典商法はいかがなものかを思ってしまう。
最初のうちは上手いこと考えるなぁと思っていただけだったが、
ここまでエスカレートすると眉をひそめてしまう。

2011年12月現在、大手流通グループで行われている「クリスマスオリジナルケーキ」の特典も
ファンには垂涎の物である。
クリスマス後の、ケーキ大量廃棄が問題になるのは必須であるのに、
なぜこんな企画を通したのか、疑問に思う。
せめて日持ちのするお菓子にでもすればよかったのに。

これから、グループとしての活動は下り坂だろうから、
どれだけ個々の活動を伸ばせるのかがカギになるのだと思う。遠くの方から見ていたい。

でも、実は自分が10代でちょっとばかりかわいかったら、
メンバーになることを夢見たかもしれない。
いや、できることなら加入したかった・・・

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