2012年6月10日日曜日

関東のしきたり 関西のしきたり

外から見えない暗黙のオキテ 関東のしきたり関西のしきたり
話題の達人倶楽部編
青春文庫


関東と関西の違いをまとめた雑学本。気軽に読めて、話のネタにできる一冊。




「秘密のケンミンSHOW」が好きでよく見ている。
これだけ人口の移動が激しくネットが発達している社会でも、まだまだネタがたくさんあるのだなぁといつも感心している。
地元ネタが出て、そんなの知らないとか、一部の人だけだよとか色々突っ込みながら見るのも楽しい。

この本は、関東と関西の習慣の違いについて書かれているのだが、関東・関西の定義は難しい。
関東は一都六県なんだろうが、栃木・茨城・群馬と横浜がひとくくりというのも違和感がある。
関西はもっと難しい。
三重県出身の友人は「近畿地方や関西に三重県が入るのか、自分でもわからない」と言っていた。
この本の中に「関西人と聞くと一般に、京都、大阪、広島といった辺りを無意識に頭に思い浮かべる人が多いはずだ。」という文章があり、一般的には広島は関西に入るのか?とびっくりした。

まぁ、細かい事は置いといて気軽に読める本なのである。

床屋さんでは、
関東:シャンプー後、蒸しタオルで顔を拭いてくれる。
関西:客が自分で顔を洗う。
美容院に行っている私には、床屋さん事情は初耳で面白かった。

関東、関西だけでなく他の地方との比較も載っている。
例えば、
「ところてん」と言えば関東では酢醤油、関西では黒蜜が定番だが、名古屋では砂糖入りの酢醤油、秋田では生姜醤油だという。

関東はダブル派、関西はシングル派が多いトイレットペーパーは、1か月の平均使用量の全国平均が3.3ロールなのに対し、沖縄県は6.19ロールだという。
沖縄県民はトイレに行く回数が多いのか、それとも違うことに使っているのか?
その辺の考察がなく、どこからの引用かもわからないのが残念である。
気になったので沖縄出身の方に聞いたら、ティッシュ代わりに使う人が多く、ラーメン屋さんでもトイレットペーパーがテーブルの上にど~んと置いてあるそう。

こんな調子で80近くの項目について書かれている。
こういうのは全員に当てはまるわけではなく、統計上多いということなので、気軽に考えましょうと自分で自分納得させながら読んだ。

どこかから引っ張ってきて裏付け調査はしてないようなネタや、「ケンミンショー」の熱心な視聴者としては「これ見た見た」というネタや、それは違うでしょ!ということもたくさん書いてある。
突っ込みながら読むのもいいだろうし、話のネタにはいいのではないか。

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