2014年1月22日水曜日

ランチのアッコちゃん








子供の頃は、お弁当の時間がとても楽しみでした。
今日は何が入っているのだろうと、お弁当箱の蓋をあけるたびにワクワクしていました。
でも、作る側となると話は別です。
いかに楽できるかと考えてしまうのです。

現在、毎朝3つのお弁当を作っていますが、毎日のことなので代わり映えのしない地味な手抜き弁当になってしまいます。
一応、冷凍食品はなるべく使わず、彩りと栄養バランスを自分なりに考えてはいるのですが。
凝ったキャラ弁を作る方はすごいなぁ。
私にはとてもできません。

それにしても、人のお弁当はどうしてあんなに美味しそうに見えるのでしょうか。
そんな夢のような話が出てくるのが、この「ランチのアッコちゃん」です。

小学生用の教材を専門とする小さな出版社に派遣社員として派遣された澤田三智子。
失恋して落ち込んでいる時、上司である黒川敦子部長・通称 アッコちゃん に、一週間お弁当を作ってくれと頼まれるのです。
そのかわり三智子は、アッコちゃんがルーティンで食べているランチを食べることになりました。
アッコちゃんの指示通りジョギングしてお弁当を買いに行ったり、屋上で社長とお寿司を食べたり、人気カレー屋さんに行くと急遽一日店長をする羽目になり・・・
様々な職種の人に出会い、落ち込みがちだった美智子もだんだん前向きになっていきます。

アッコちゃんは、三智子に仕事のことだけでなく、お昼休みの過ごし方や人間関係など様々なことを教えてくれ、三智子の成長物語にもなっています。

他に、アッコちゃんが始めた移動ポトフ屋「東京ポトフ」を三智子が手伝う話。
殺伐とした雰囲気のベンチャー企業を辞めた女が、そのビルの屋上でビアガーデンを開く話など、4話が収録された短編集です。

人が作ってくれた素朴なお弁当。
寒い日に食べる、優しい味の温かいポトフ。
など、どの話も美味しそうな食べ物が出てきて、食欲がそそられます。
そして、美味しい食べ物を食べると幸せな気分になりますが、読んでいるだけでもなんだかホッコリしてきました。

読み終わって人が作ってくれた美味しい料理を食べたいなぁ、と痛切に思ったのでした。

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料理が得意なわけではないので、人様にお見せできるような代物ではありませんが。
家族よ。こんなお弁当しか作れず、すまん。


 
朝はなるべく楽したいので、自分でお惣菜を冷凍しています。
きんぴらごぼうを多めに作って、100均で買った大きめの製氷皿に入れる。
朝は、お弁当箱に詰めるだけ。


 
美しくもなく、凝ってもいない普段の手抜き弁当です。
卵焼きは好みに合わせて2種類。
冷凍しておいたひじきの煮物を詰めただけ。
ソーセージ焼いて切っただけ。
ご飯は雑穀入り。
これに、ふりかけとリンゴをプラス。


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