2013年8月13日火曜日

テルマエ・ロマエVI

ヤマザキマリ著
エンターブレイン

なんと最終巻ですって!!



阿部寛主演で映画にもなったこのシリーズ。
浴場設計技師の古代ローマ人・ルシウスが、お風呂のお湯を通じてなぜか現代日本にタイムスリップしてくるコメディ漫画だ。

当初、ローマ帝国と平たい顔族の国・日本を行ったり来たりしていたルシウスだったが、
温泉場に長期滞在することになり、さつきといい雰囲気になった。
ところが、そのルシウスが突然消えてしまい、さつきは落ち込む。
というのが前巻までのあらすじである。

今回は、ルシウスを追ってさつきがローマ帝国にタイムスリップしていく。
そして、さつきのおじいちゃんが謎の人脈を駆使したり、鍼灸マッサージの神業を披露したりと大活躍する。
ああ、なんと痛快なおじいちゃんだろうか!
おじいちゃんに、この疲れてボロボロになった心と体を癒して欲しい!

「奢ることもなく常に謙虚で」
「あれだけの文明がありながら過剰な自信も自負心もありません」
「皆、とても優しくて」
ルシウスが、我々平たい顔族のことを褒めてくれると「いやぁ、それほどでも(〃▽〃)」と
照れながらも嬉しくなってしまう。

この「古代ローマのお風呂タイムトラベル物語」はこれにて終了らしい。
とても面白いのだが、少しマンネリや中だるみを感じていたので、飽きられる前に終わらせるのは賢い選択だと思う。
が、おじいちゃんや馬のハナコ始め、脇役たちのその後をまた連載するという。
きっとまた同じように楽しい物語になることだろう。
おじいちゃんに再会できる日を、楽しみに待っていようと思う。

過去のレビュー
テルマエ・ロマエⅠ~Ⅳ
テルマエ・ロマエV

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