2013年7月11日木曜日

お友だちからお願いします

三浦しをん著
大和書房

読めば読むほど親近感がわいてしまう!こちらこそどうぞよろしくお願いします♪
 
三浦しをんさんの本を何冊か読んで、オタク度が高めの楽しそうな方だなぁ、と思っていた。
このエッセイ集を読んでいたら、あるある!そうそう!という共感エピソードがてんこ盛りで、より一層親近感が湧いてきた。
こちらこそ、是非ともお友達からお願いしますと頭を下げたいくらいだ。

なにせ冒頭で、体重増加に至った問題点を
「決意したことを三日間続けることすらできない」
「動いた以上によく食べる」からだと分析するしをんさん。
こ、これは私と一緒じゃないかっ!

わが心の故郷・町田出身ということもあり、ロマンスカー始め小田急線沿線や町田の街並みについても、読みながら懐かしい思い出でいっぱいになる。

運転が苦手なタクシー運転手に当たってしまい、盛大にクラクションを鳴らされたり、対向車と激突しそうになったりと、ついてない出来事もサラッと笑えるエッセイに仕上げてしまう。
カーナビが「700m先を右折です」と言ってるのに、言った瞬間に曲がってしまう運転手さんには笑ったなぁ。

どうしてこうも面白い小ネタをたくさんお持ちなのだろうか。
きっと、普通の人が気がつかないところに目をつけて、独特の目線で表現する才能をお持ちだからではないだろうか。

びっくりしたのが、青森にキリストの墓があるらしいと聞いて訪ねてみるという話。
キリストは磔刑を免れ、青森の戸来にやってきて「十来太郎」と名乗り106歳まで生きた・・・
キリストの弟・イスキリの耳と聖母マリアの頭髪を葬った墓もある・・・
ついでにピラミッドもある・・・
そして毎年「キリスト祭り」で神主さんが祝詞をあげる・・・
なんだかよくわからない話だが、本当なのだろうか。

お母様と旅行に行き、凄まじいいびきやわがままに「もう2度と母親と旅行などしない」と心に決めたのに、その後もあちこち一緒に行ってらっしゃるご様子に微笑ましく感じた。

「神去村なあなあ」の取材に関するエピソードもあり、しをんさんファンにはたまらない一冊だった。

体重管理への飽くなき挑戦・・・これからも一緒に頑張りましょう♪

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