2014年5月21日水曜日

いとみち 二の糸

越谷オサム著
新潮社

「おがえりなさいませ、ごスずん様」津軽弁のメイドさん・いとちゃんの第2弾。やっぱりめごいなぁ♡



先日、かねてより念願だった秋葉原のメイド喫茶に行ってきました。
以前行ったメイド喫茶は、おひとり様の男たちが静かに座っている異様な雰囲気でしたが、そこは明るくエンターテインメントに徹した空間で、楽しいひと時を過ごすことができました。

《メイド喫茶体験記》
「お帰りなさいませ、お嬢様♡」と明るく出迎えてもらい、席に案内してもらいました。
メニューから飲み物を選び、メイドさんの写真が貼ってあるボードから一緒に写真を撮るメイドさんを指名しました。
(よくわからなかったので、案内してくれたかわいいお嬢さんを指名しました。)
いくつかあるカチューシャの中から「ねこミミカチューシャ」を選んで頭につけ、萌え萌えポーズをキメながら、かわいいメイドさんと一緒に写真を撮りました。
その後、メイドさんがその写真にかわいいメッセージを書いてくれました。

注文した飲み物に、かわいい絵を描いて〝美味しくなる魔法〟をかけてくれました。




向かって左は研修生が描いてくれた「ダーリン」と「ふなっしー」。
左が、メイド歴3ヶ月というメイドさんが描いてくれた「メイド服」と「にゃんこ」。

メイドさん達は本当にアイドルのようにかわいくて、〝萌え〟だけでなく〝元気〟も注入してもらい、夢のような時間を過ごすことができました。
あとでバイト募集要項を確認してみると、出勤前にプロのスタイリストさんが髪の毛をセットしてくれるそうです。
いえ、ただ確認しただけで応募しようと思ったわけではありません(^^;

アイドルのようにかわいいメイドさんもいいけれど、この「いとみち 二の糸」に出てくるメイドさん いとちゃん もとってもめごいのです。
いとちゃんの魅力に完全にノックアウトされてしまった前作「いとみち」の続編です。

主人公のいとちゃんは、人見知りが激しくて、口下手で引っ込み思案だけれど、メイド喫茶「津軽メイド珈琲店」で、メイドさんのアルバイトをしています。
いつもおどおどしていますが、津軽三味線の腕前は確かで、ミニコンサートまで開催しているのです。
そして、働き始めて1年にもなるというのに、いまだに「お帰りなさいませ、ご主人様」が言えずに、「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」と訛ってしまいます。

さて、高校2年生になったいとちゃんは、新しい担任の先生を見て仰天します。
なんと、メイド喫茶の常連さんだったのです!
しかもその先生は、いとちゃんが友達と立ち上げた「カメラ同好会」の顧問も引き受けたのです。
なんという気まずさでしょう!!

楽しい高校生活を送っていたいとちゃんですが、親友と初めて喧嘩をしてしまいました。
仲直りしたいのに、きっかけが掴めません。
その上、メイド喫茶でもなぜか周りのメイドさん達が急によそよそしくなったのです。
人間関係に悩みながら、いとちゃんは成長していきます。

女子高生たちがキャッキャと楽しそうにおしゃべりする様子を読んでいると、なんだかこちらまで楽しくなってきます。
その上今回は、喜ばしい出来事があったり、仲間の旅立ちがあったりと、いとちゃんもいろいろな経験をするのですが、私も一緒に、寂しくて泣いたり、嬉しくて泣いたり、感動して泣いたりと忙しかったのです。

そしてなんと!!
まさかのいとちゃん恋の予感!?
続きが気になるではないですか!

続編の「いとみち 三の糸」はもう発売されているそうです。
早く、たんげめごい(すごくかわいい)いとちゃんに会いに行かなくちゃ。

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