2013年5月14日火曜日

健康男 ~ 体にいいこと、全部試しました!

健康男 ~ 体にいいこと、全部試しました!
A.J.ジェイコブズ著
本間徳子訳
日経BP社

死ぬほど健康に---完全な体を追い求めた男の挑戦




「驚異の百科事典男」で「ブリタニカ百科事典」の丸ごと暗記に挑戦し、
「聖書男」で旧約聖書に書かれたことを忠実に守った著者が、
今度は自身を世界一健康にしようと挑戦したのが、この「健康男」プロジェクトだ。

運動が苦手でポッコリお腹の中年男性である著者が、もっと健康になるために「やることリスト」を作成したら53ページにもなってしまった!

何十もの検査を受け、睡眠時無呼吸症候群・鉄分不足・鼻中隔湾曲症・鼻孔閉塞などなど、次々と悪い部分が見つかった著者は、起きている時のみならず睡眠中も無駄にせず取り組もうと決意する。

まずはダイエットだと食事改革に取り組み、選んだ方法が「チョコと酒とコーヒーをたくさん摂る」という食事法。
おいおい、大丈夫かっ!と思わず言いたくなるが、こうして彼の挑戦は始まった。

ジムのトレーナーに指導を受け、ばい菌博士の教えを乞い、心理学の教授の著作を読みと貪欲に知識を得ていく。
そして食や運動の改善のみならず、視力の向上、歯のホワイトニング、呼吸法・・・と様々な健康法に挑戦する。

長時間デスクに座りっぱなしを改善しようと考案したのが、トレッドミルで歩きながらパソコンのキーボードを打つ方法。
すっかり気に入った著者は、その後歯を磨くのもトレッドミル上ですることにする。
これはいい!
私も何とか真似できないだろうか。

著者の日課
・犬を撫でる
・鼻歌を歌う
・瞑想
・食事日記をつける
・昼寝
・クロスワードパズルなどでの脳のトレーニング etc.
(何のためにかはどうぞ本書で確かめてください)

健康になろうとすればするほど、やるべきことがどんどん増えて子供と遊ぶ時間も少なくなり、時間が足りないとストレスを感じ始めた著者。
果たして著者は「世界一の健康男」になれるのだろうか?

バカバカしい挑戦だと当初は思っていたが、著者はやみくもに何でも試すわけではない。
科学的に裏付けされているか、何が正しいのか見極め、実践してみて自分にあった方法を探っていくのだ。

私もいつかはPPK(参考:Wikipedia)と逝きたいので健康には気をつけているつもりだが、健康情報には悩まされる。
「酵素を摂るために生野菜を食べよう」というのもあれば、「生野菜は体を冷やすので食べないほうがいい」という反対の意見もある。
著者も複数の専門家に話を聞き、資料を読んでもたいていは「結論はまだ出ていない」という結論に落ち着く。

どれだけ健康に気をつけていても、明日事故に巻き込まれるかもしれない。
結局は情報に振り回されることなく、色々な種類の食品を食べ、普段の生活で無理なく体を動かすという「ほどほど」が一番なんだろう。

※オナラの音色を変えたくて、括約筋をチューニングする手術もあるという。
高い音より低い音の方が好ましいらしい。

※本書を読んで自分なりに取り入れたこと
・歌を歌いながら掃除をする。
(今のところ「静かな湖畔の森の影から♪」をエンドレスで歌っている。)
・洗面所に椅子があるため座ってしていた歯磨き・化粧を立ってする。
(できればスクワットしながら。)

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