2017年4月15日土曜日

紀州のドン・ファン 美女4000人に30億円を貢いだ男

抱いた女は4000人⁉貢いだお金は30億円⁉ 75歳、男の一代記。

野崎幸助著
講談社



「74歳の男性宅から、現金600万円と貴金属5400万円相当を盗んだ疑いで、27歳自称モデルを逮捕した。」(2016/2/22)
本書は、そんな事件で一躍有名になった男性の自叙伝である。

昭和16年に和歌山で生まれた著者は、苦労しながら貸金業や酒類販売業などで財を成した。
金持ちになって好みの女性と遊ぶことを目標に頑張ってきたのだ。
本人曰く、家も食事もいたって質素で、お金は女の子のために率先して使うと決めているんだそう。
今でも午前3時頃から昼頃まで仕事をして、昼寝のあとお姉ちゃんたちと楽しむ毎日を過ごしているらしい。

コンドームの訪問販売で、農家の奥様方から実演販売をよくせがまれたとか、
貸金業のお得意様は賭博好きの宮内庁職員などエリートたちだった、
といった仕事の話もとても興味深いのだが、個人的には女性関係が気になって仕方がない。

どうして75歳のおじいちゃんが若い女の子をとっかえひっかえできるのか?
なぜそこまで元気なのだろうか?

70代と言えば、夜トイレに何回起きるかとか、コンドロイチン・グルコサミンなどの話題で盛り上がるお年頃だというイメージを持っていた。
でもこの御仁はちょっと、いや、かなり違う。
今でも1日2回3回は当たり前なんだそう。
脳梗塞を経験されている過去があるのに!

仕事で成功、女の子とも性交、というと脂ぎった押しが強いタイプを想像するのではないだろうか?
しかし著者は、160㎝と背が低く、ひ弱な小心者で腰が低いタイプと自称している。
(動かすのはお好きなタイプだろうが。)
そして好みの女の子は、若くてグラマラスな美人。
ソープやデリヘルなどの玄人は好きじゃないとおっしゃる。
じゃあ、どうやって若い女の子と遊べるんだ、やっぱり金か、オレにも教えてくれ!と思った方は、どうぞ本書を読んでくださいね!

あまりの女好きに、当初は驚き呆れていたが、ここまで突き抜けていると可愛らしく感じてくるから不思議だ。
どれほど誇張しているのかわからないが、読み物として大変面白かった。

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