2014年2月2日日曜日

クロワッサン特別編集 なんだかんだの病気自慢

クロワッサン編集部
マガジンハウス

意外!!人の病気自慢を延々と聞かされて、こんなに勇気づけられるなんて!!





  
ノロウイルスやインフルエンザが猛威を振るう季節ですが、皆様お元気ですか?
私は今のところ元気に暮らしています。
でも長年生きてきたのですから、病気自慢ならたくさんあります。
内臓系の持病があるので、月に一回検査に通っています。
ジャンプに失敗して首を痛め、今でも調子が悪い時があります。
他にも花粉症ですし、目も悪いです。
最近は記憶力も衰えてきました。
あっ、それは歳のせいかもしれませんが。

そして、体の調子が悪くなると、いつも悪い方に悪い方に考えてどんどん心が沈んでいき、そんな自分の心の弱さが情けなくて嫌になり・・・とネガティブループにはまり込んでしまいます。

友人たちとも、「腰が痛い」「肺炎で入院した」と病気の話をすることが多くなってきました。
歳をとって弱ってきたのは私だけじゃないんだと、仲間意識が強くなるような気がします。ただ、病気の話が延々と続くと一緒に辛くなってしまうこともあるのです。

でもこの「なんだかんだの病気自慢」は、違うのです。
安藤優子さん、荻野アンナさん、柴田理恵さん、野口健さん、穂村弘さん、米良美一さん・・・など、様々な分野で活躍されている方が、ご自分の病気について語っているのですが、読んでいるとどんどん元気になっていく自分がいたのです。

うつ、糖尿病、アレルギー、潰瘍性大腸炎、めまい、肉離れ、交通事故、そしてがんと病気の種類や重症度は人それぞれ違いますが、みなさん明るく病気自慢をして笑い飛ばしているのです。
 
あせって救急車を呼ぼうと「109」にかけていた妻の話、ホテルのトイレで脱糞してしまった話・・・笑える話もたくさんあります。

ご本人は明るく語っていますが、激痛に苦しんだ方、深刻な病気の方、想像を絶する辛い経験をされた方もいらっしゃいます。

「暫くは自分を襲った悲劇を受け止められぬまま」
「病気に怯えたり、治療がどうしても嫌で抵抗したり」・・・
そんな辛かった気持ちを正直に告白している方もいらっしゃいます。

でも、「一病息災で気をつけるようになったからよかった」など、みなさん明るく前向きなのです。
面白おかしく病気自慢を語ってくれるのです。
たくさんの辛いことを乗り越えてきたからこそなのでしょう。

これだけたくさんの病気の話を聞かされて、勇気づけられるとは自分でも意外でした。
また、辛くなったらこの本のことを思い出して一歩前へ進んでいけたら。
そして、いつか元気にピンピンコロリと逝けたら。
思い悩むことの多い私の背中を押してくれたのでした。

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