なぜ日本人だけが喜んで生卵を食べるのか
伊丹由宇著
ワニブックス
食についてのあれこれがギュッと詰まった一冊。「なぜ日本人だけが喜んで生卵を食べるのか」その答えは・・・
本屋さんで題名にひかれて買いました。
「なぜ日本人だけが喜んで生卵を食べるのか」という答えは私には見つけられませんでした。
著者は、藪の中に投げ入れたようです。
新書という形態をとっていますが、広く浅く怪しくの雑学書・自慢話のエッセイ集と思った方がいい本でした。
色々なデータを提示しながら・あちこちに話題が飛びながら、著者独自のうんちくが学べます。
一人で突っ込みながら読むという楽しみを見つけながら読みました。
日本料理を一品ずつ運ぶというところで魯山人に言及していない。
北海道には、卵の自動販売機がある(らしい)。と書いてあるが、
北海道ではないが、我が家の近隣に卵の自動販売機は複数ある。
など、突っ込みどころ満載でいい鍛錬になる。
でも、マクロビオティックを一通り軽く説明した後で、かなり噛み砕いて説明したが、やはり少し難しいか?
というところではさすがに突っ込めず、完敗。
軽妙な語り口で寒いギャグも満載でいいお手本になります。
さりげなくない自慢話も豊富でさすがと唸ってしまいます。
~というらしい、~だそう、~のではないか、という文章が延々と続きますが、
断定を避けた言い方も勉強になる。
題名だけで本を選んだ私がいけないのです。
やはり、みなさんの書評を読んでから購入した方がいいですね。
この題名付けた人、この本出版した人・編集者は反省してほしい。
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