工藤 美代子著
幻冬舎
大金持ちのイメージがあるが、食べ物は質素、ふろの湯は桶の半分までと徹底していた。天賦の才で財を成したが、ライ病撲滅などの運動に入れ込み、財産は残さ無かった。腹心の裏切りに何度もあったが、素知らぬ顔でやりず越し、千人切りと豪語していた。日本の首領の知られざる素顔。
笹川良一のイメージは?と周りの人に聞いてみると、ある程度の年齢以下の人は全く知らなかった。知っている人も、悪い人・政界のフィクサー・競艇のドン・右翼の大物・A級戦犯・戸締り用心の人といった感じで、詳しくはよくわからないみたいだった。具体的にどう悪い人なの?と聞くと、大体が、よくわからないけど親が悪い人って言ってたからっていう。私もほとんど一緒。♪戸締り用心火の用心、月に一度は大掃除♪ っていう一休さんとかに必ず入っていたCMのよぼよぼおじいちゃんって外見とは裏腹に、腹黒い悪い人なんだなぁ。って思ってた。この本によると、マスコミの策略で悪人とレッテルを貼られているような感じだった。
でも、莫大な寄付金や、質素な生活などあまり公表されていない善行があるらしい。
確かに、「ギャンブルで稼いだお金だから汚い」というのは違うと思う。合法的に稼いでいるのだし、ギャンブルに多くの人が群がっているのだし。
では、いい人なのか?
身内にはつらくあたり、愛人も多数。部下も振り回される・・・やっぱり、魯山人と同じ大物と言われる人は遠くからみてるのがいい。近くにいたら、ストレス溜まりそう。
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